毛利元亮

毛利元亮

毛利元亮（もうり もとすけ）は、文政元年（1818年）に生まれ、明治20年（1887年）に没した、長州藩一門家老・右田毛利家の11代当主です。

生涯

吉敷毛利家の毛利房謙の次男として生まれた元亮は、天保6年（1835年）に右田毛利房顕の養子となり、家督を相続しました。弘化元年（1844年）には、領内に郷校・学文堂を開設し、地域の人材育成に貢献しました。

嘉永3年（1850年）には当職（国家老・執政）に就任し、藩政に深く関わるようになります。安政3年（1856年）には国元加判役として、藩主・毛利敬親に仕えました。

文久3年（1863年）の第一次長州征討では、三田尻の防衛を担当しました。慶応元年（1865年）に藩内の革新派が政権を握ると、国政と国用方を兼務し、藩政の中枢を担いました。第二次長州征討（四境の戦い）でも、再び三田尻の防衛を担当し、長州藩のために尽力しました。

明治20年（1887年）3月21日に70歳で亡くなりました。家督は養父・毛利房顕の孫である毛利親信が相続しましたが、元亮の長男・祥久が後に親信の跡を継ぎ、明治30年（1897年）に男爵に叙せられました。

人物

元亮は、藩主・毛利斉元から偏諱を授与され「元亮」と名乗りました。諱としては他に、元敬、元統が伝わっています。

家族

父: 毛利房謙（吉敷毛利家）
祖父: 毛利就宣（厚狭毛利家）
曽祖父: 毛利広定（右田毛利家7代）
養父: 毛利房顕（右田毛利家）
妻: 厚挟毛利元美の娘
子: 毛利祥久、毛利忠三
養子: 毛利親信

参考文献

萩藩諸家系譜

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