江別駅

江別駅（えべつえき）

江別駅は、北海道江別市萩ケ岡に位置する北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はA09で、電報略号はエツ、事務管理コードは▲130129です。

歴史

かつては、「利尻」や「オホーツク」といった夜行列車、そして「かむい」「そらち」「なよろ」などの札幌発着の急行列車が停車する主要駅でした。

年表

1882年（明治15年）6月25日：仮営業開始。
1882年（明治15年）11月13日：官営幌内鉄道の駅として開業。一般駅として業務を開始し、当時すでにデルタ線（Y線）と機関車庫を有していました。駅舎は会社通（1丁目通）の突き当りに建てられました。
1889年（明治22年）12月11日：北海道炭礦鉄道に譲渡。
1890年（明治23年）：江別川橋梁の改築に伴う線路変更により、駅の位置を札幌側へ約150m移転。
1893年（明治26年）3月21日：明治23年の移転に伴い、駅の所在地が変更。
1897年（明治30年）：転車台を設置。
1901年（明治34年）：現在地に移転。
1906年（明治39年）10月1日：北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管。
1908年（明治41年）：富士製紙第五工場（現：王子エフテックス江別工場）建設に伴い、専用線が敷設。運用開始は翌1909年2月。紙製品輸送に使用され、飯田町駅へ向かう貨物列車も運行。
1935年（昭和10年）：大日本電力（後の北海道電力）江別発電所操業開始に伴い、専用線を敷設。発電所で使用する石炭を輸送。
1954年（昭和29年）8月18日：昭和天皇、香淳皇后のお召し列車が停車。
1961年（昭和36年）：新発電所建設に伴い、北電専用線の線形を変更。
1968年（昭和43年）8月：函館本線小樽—滝川間が電化。
1973年（昭和48年）6月：駅舎を改築。鉄筋コンクリート造平屋建てとなる。
1974年（昭和49年）：駅南北間を結ぶ跨線人道橋が完成。
1984年（昭和59年）2月1日：専用線発着を除く車扱貨物の取扱いを廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物の取扱いを廃止。
1986年（昭和61年）5月6日：王子製紙専用線を廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）・日本貨物鉄道（JR貨物）の駅となる。
1990年（平成2年）9月1日：構内を改良。
1991年（平成3年）3月：北海道電力江別発電所廃止に伴い、北電専用線を廃止。
1997年（平成9年）11月1日：日本貨物鉄道の駅が廃止となり、貨物の取扱いを終了。
1998年（平成10年）12月9日：自動改札機を設置し、供用開始。
2006年（平成18年）2月8日：バリアフリー化工事が完成。
2008年（平成20年）10月25日：ICカードKitacaの利用を開始。
2014年（平成26年）10月30日：江別駅跨線人道橋の架け替え工事が完成。
2016年（平成28年）1月7日：キヨスクが閉店。
2021年（令和3年）度：話せる券売機を導入。

駅構造

地上駅で、島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線、そして単式ホームの一部を切り欠いた切欠きホーム1線の、合計2面4線のホームを有しています。ホーム間は跨線橋で連絡しており、エレベーターも設置されています。駅舎側から順に4・3・2・1番のりばとなっており、4番のりばは頭端式ホームです。当駅折り返しの列車は主に2番・4番のりばから発車します。1番線が上り本線、3番線が下り本線です。社員配置駅で、みどりの窓口、自動券売機、話せる券売機、自動改札機が設置されています。

利用状況

江別市統計書によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

(省略)

駅周辺

江別市立病院
飛鳥山公園
江別市郷土資料館
王子エフテックス江別工場
えべつみらいビル
江別ケアパーク そよ風
江別警察署駅前交番
江別市水道庁舎
江別神社
北海道信用金庫 江別支店
江別市中央公民館・コミュニティセンター
北洋銀行 江別中央支店
道央農業協同組合（JA道央）江別営農センター・江別支店
北陸銀行江別支店
江別郵便局
江別市消防署江別出張所
北海道労働局札幌東公共職業安定所江別出張所（ハローワーク江別）
江別 蔦屋書店
北海道電力総合研究所（旧：江別発電所敷地に所在）
四季の道（旧北電専用線の一部を転用した遊歩道）

バス路線

駅前と南口にバス停があり、各事業者の路線が発着しています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

高砂駅 (A08) - 江別駅 (A09) - 豊幌駅 (A10)

もう一度検索