甲府市遊亀公園附属動物園

甲府市遊亀公園附属動物園について

甲府市遊亀公園附属動物園は、山梨県甲府市にある都市型の動物園です。1919年（大正8年）に開園し、恩賜上野動物園、京都市動物園、大阪市天王寺動物園に次いで、日本で4番目に開業した歴史ある動物園です。

甲府市のほぼ中心部に位置し、敷地面積は約14,000平方メートルと、都市部でありながらも豊かな自然を感じられる空間です。市民の憩いの場として、長年親しまれてきました。

歴史

1919年（大正8年）4月、甲府市に動物園が開設されました。当初は、公園用地として移譲された一蓮寺の境内に小動物が展示されていました。

1926年（昭和元年）にはアジアゾウが購入され、市立動物園としてはじめてゾウが飼育されるようになりました。このゾウは、動物園のシンボルとして長年愛されました。

しかし、1945年（昭和20年）7月、甲府空襲により動物園は全焼してしまいます。戦後一時、民間に貸し出されていましたが、1952年（昭和27年）10月に甲府市に再び移管され、市立動物園として再開しました。

1952年（昭和27年）12月には、文部省（現文部科学省）から博物館相当施設として承認されました。1957年（昭和32年）12月には都市公園の指定を受け、名称を「甲府市遊亀公園附属動物園」として新たにスタートしました。

その後も、友好都市である中国四川省・成都市との交流を深め、1985年（昭和60年）にレッサーパンダが寄贈されたり、1989年（平成元年）にはジャイアントパンダが期間限定で展示されたりと、国際的な交流も行われてきました。

2022年（令和4年）10月からは、リニューアル工事のため休園しており、再開園に向けて準備が進められています。

飼育動物

甲府市遊亀公園附属動物園では、様々な種類の動物が飼育されています。以下はその一部です。

哺乳類：アジアゾウ、アフリカタテガミヤマアラシ、アメリカビーバー、エリマキキツネザル、コモンマーモセット、ジェフロイクモザル、シロテテナガザル、チンパンジー、ブラジルバク、マレーグマ、ミニチュアホース、ミニブタ、モルモット、ライオン、ロバ、ワオキツネザル、ワタボウシパンシェ
鳥類：カイウサギ、キバタン、コブハクチョウ、チリーフラミンゴ、フクロウ、マゼランペンギン、ルリコンゴウインコ、ワライカワセミ
爬虫類：アカアシガメ、ケヅメリクガメ、コーンスネーク、ホルスフィールドリクガメ、ミツユビリクガメ

かつては、アカテタマリン、アンデスコンドル、カナダヤマアラシ、カリフォルニアキングヘビ、クロミミマーモセット、ゴマフアザラシ、コモンリスザル、アカコンゴウインコ、甲州地どり、クロジャガー、ピグミーマーモセット、ベネットアカクビワラビー、ベンガルトラ、ホッキョクギツネ、ホッキョクグマ、ユキヒョウ、レッサーパンダなども飼育されていました。

施設情報

開園時間
4月 - 10月：9時00分 - 17時00分（入園は16時30分まで）
11月 - 3月：9時30分 - 16時30分（入園は16時00分まで）
休園日
毎週月曜日（月曜日が祝日・振替休日の場合は翌火曜日）
年末年始（12月29日 - 1月1日）
アクセス
バス：甲府駅北口または南口から山梨交通バス「遊亀公園」停留所下車
車：中央自動車道甲府南ICより約10分。公園内に駐車場あり（約50台）

その他

動物園の敷地内には、遊園地が併設されています。動物園の入場者のみが利用可能でしたが、現在動物園が休園中のため、遊園地のみが公園の一部として一般開放されています。

遊園地の入り口には、かつてシルバー仮面と突撃! ヒューマン!!のFRP像が設置されていましたが、リニューアル工事に伴い撤去されました。

外部リンク

* 動物園ホームページURL'>遊亀公園附属動物園ホームページ



現在、動物園はリニューアル工事のため休園中ですが、再開園に向けて準備が進められています。再開園後には、さらに魅力的な動物園として、多くの人々を迎えることが期待されます。

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