白糠駅

白糠駅（しらぬかえき）

白糠駅は、北海道白糠郡白糠町東1条南1丁目にある北海道旅客鉄道（JR北海道）根室本線の駅です。白糠町の代表駅として、多くの人に利用されています。電報略号はヌカ、事務管理コードは▲110432、駅番号はK47です。

概要

特急「おおぞら」の一部を除く定期旅客列車が停車し、町の交通拠点としての役割を担っています。かつては、当駅から北へ向かう白糠線が分岐しており、地域の足として重要な役割を果たしていました。

歴史

1901年（明治34年）7月20日：北海道官設鉄道の駅として開業。一般駅として営業を開始しました。
1905年（明治38年）4月1日：官設鉄道に編入され、国有化されました。
1927年（昭和2年）5月31日：蒸気ロコモチーブクレーンが設置され、貨物輸送の効率化が図られました。
1964年（昭和39年）10月7日：白糠線が開業し、分岐駅となりました。
1969年（昭和44年）11月15日：駅舎が改築され、利用者の利便性が向上しました。
1982年（昭和57年）9月10日：貨物取扱いが廃止され、旅客駅としての性格が強まりました。
1983年（昭和58年）10月23日：白糠線が廃止。同時に、隣接地に白糠町営バスターミナルビルが新築されました。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物取扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となりました。
1996年（平成8年）度：石勝線・根室線高速化工事に伴い、分岐器が弾性分岐器に交換されました。
1997年（平成9年）10月1日：業務委託化され、ジェイ・アール道東トラベルサービスが受託しました。
2017年（平成29年）2月1日：受託会社が北海道ジェイ・アール・サービスネットに変更されました。
2022年（令和4年）10月11日：町営バスターミナルビルの老朽化に伴う解体・建替のため、同日より町営バスターミナルビルの待合室機能を一時的に白糠駅待合室に統合。バスターミナルビルに入居していたくしろバス白糠出張所（窓口）が駅舎内に移転しました。
2025年（令和7年）3月15日：ダイヤ改正で下り特急「おおぞら7号」釧路行が当駅を通過する予定です。

駅名の由来

駅名は、所在地名に由来します。

駅構造

島式・単式ホーム2面3線を有する地上駅です。かつて白糠線が発着していた3番のりばも現存しています。ホーム間の移動は跨線橋を利用します。北海道ジェイ・アール・サービスネットが受託する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されています。駅舎内には、たこ焼きやおやきを販売する店舗「駅の家ハッピー」があり、地域住民や観光客に親しまれています。

のりば

1日1往復の列車が当駅を始終着とし、釧路方面へ折り返します。

利用状況

1日の平均乗降人員は以下の通りです。

駅周辺

白糠町の中心部に位置し、以下の施設があります。

北海道道314号白糠停車場線
国道38号・国道392号
白糠町役場
釧路警察署白糠交番
白糠郵便局
北海道銀行白糠支店
釧路信用金庫白糠支店
大地みらい信用金庫白糠支店
釧路丹頂農業協同組合（JAくしろ丹頂）白糠支所
白糠漁業協同組合
北海道白糠高等学校
白糠港
茶路川
白糠町営バス（白糠線廃止代替）・くしろバス「白糠駅」停留所
スターライト釧路号「白糠」停留所（国道38号線沿い）
北海道バス 釧路特急ニュースター号「白糠駅前」停留所（北海道銀行白糠支店前）

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■根室本線
■普通
音別駅 (K45) - （波若信号場） - （古瀬信号場） - 白糠駅 (K47) - 西庶路駅 (K48)
:打消線は廃止信号場（波若信号場廃止時点では古瀬信号場が未開業）

白糠線（1983年廃止）
白糠駅 - 上白糠駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 白糠｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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