キャッチ (ワイドショー番組)

『キャッチ』の概要と放送期間

『キャッチ』は、1989年10月2日から1992年3月27日まで、日本テレビ系列の一部局で放送されたワイドショーです。毎週月曜日から金曜日の午後3時から3時45分までの枠で、視聴者に対して多様な情報を提供していました。

番組の特徴

この番組は、その前にあたる『芸能スクランブル!!』や『スクランブル3』とは異なり、単一のジャンルにとどまらず、芸能ニュースや社会的な話題、さらには生活に役立つ情報などを広範囲にわたって取り扱いました。特にエンディングでは、司会者である小倉智昭が「小倉智昭のあれこれキャッチ」と題して、ミニ情報をフラッシュ形式で伝えるコーナーがありました。このコーナーは視聴者にとって、瞬時に様々な情報を得る楽しみを提供するものでした。

主な出演者

この番組の顔となった小倉智昭は、放送期間中ずっと司会を務めました。また、1989年10月から1991年3月まで辻昌子が、1991年4月から1992年3月までは松山香織が出演しました。さらに、久能靖が1991年10月から最終回までコメンテーターとして参加し、番組に深みを与えました。

放送ネット局

番組は日本テレビが制作したもので、全国のいくつかの放送局でネットされました。初期には札幌テレビや青森放送、テレビ岩手、ミヤギテレビ、福島中央テレビ、テレビ新潟、テレビ信州などが参加し、幅広い地域の視聴者に楽しさと情報を提供していました。特に、青森放送やテレビ信州は、1991年に日本テレビがフルネット化した後に番組への参加が決まりました。

ネット局の多様性

当時の日本テレビ系列にはクロスネット局が多く存在しており、他のテレビ局の内容を放送する局もありました。たとえばテレビ朝日の番組やフジテレビの『タイム3』などを放送していた局もありました。日本テレビ自身もこの時間帯をローカルセールス扱いにしていたため、全ての系列局で放送されていたわけではありません。そのため、秋田放送や山梨放送、北日本放送、四国放送、高知放送、さらにはクロスネットの山形放送や福井放送、山口放送、テレビ長崎、テレビ大分、テレビ宮崎、鹿児島テレビでは、この番組を一度も放送することはありませんでした。

終焉と影響

『キャッチ』は、番組放送が続いていた1992年3月27日の放送をもって2年半の歴史に終止符を打ちました。小倉智昭はその後、文化放送やフジテレビの番組にも参加し、メディア界での活動を続けました。このように、『キャッチ』は多様な情報を提供しつつも、視聴者との距離を縮める工夫を凝らした番組として、多くの人に影響を与えたと言えるでしょう。

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