ドコモ・モバイル

ドコモ・モバイル株式会社

ドコモ・モバイル株式会社は、かつて存在したNTTドコモの100%出資の完全子会社です。NTTドコモの機能分担子会社として、端末の保守・故障受付、通話エリア品質調査、各種コールセンター業務、ドコモショップへの支援・研修、端末のリサイクル業務、そしてドコモグループのロジスティクス業務など、幅広い業務を担っていました。

2008年12月1日には、ドコモ・センツウ株式会社を吸収合併し、同社の衛星電話や船舶電話事業を引き継ぎました。さらに、2014年7月1日にはドコモ・サービス株式会社、ドコモ・ビジネスネット株式会社とともにドコモエンジニアリング株式会社に吸収合併され、商号を株式会社ドコモCSに変更しました。

概要

設立当初は、自動車電話の車種別フィッティングや取り付けを主な業務とし、都内に3ヶ所の拠点を構えていましたが、現在はこれらの業務は終了しています。一方で、モバイルマルチメディア製品のデモンストレーションや端末故障の受付窓口として、「ドコモテクニカルサービススクエア丸の内」と「ドコモテクニカルサービススクエア新宿」の2拠点を運営していましたが、再編により、秋葉原UDXビル内に「ドコモ テクニカルラボ秋葉原」が新たに開設されました。

この「ドコモ テクニカルラボ秋葉原」は、NTTドコモのショールームも兼ね備え、モバイルマルチメディア製品のテクニカルサポートや端末故障の受付を専門に行っています。また、両国駅前のNTTドコモ墨田ビル内では、「NTTドコモ歴史展示スクエア」を運営しており、過去のドコモ携帯電話端末などを一堂に観ることができます（※予約制）。

コールセンター業務としては、NTTドコモ113センター（端末故障、エリア品質相談）やモバイルテクニカルセンター（データ通信サポート）などを担当していました。

沿革

1995年9月1日：ドコモ・モバイル株式会社設立、本社を新幹ビル（品川区東品川）に設置
1995年10月1日：携帯電話などの故障修理、車載機の取り付け工事を開始
1996年7月：本社機能をＪＳプログレビル（大田区平和島）に移転
2001年6月：データ通信サポートデスク「社内向けサポートデスク（MM110番センター）」業務を開始
2001年10月：本社機能を国際赤坂ビル（港区赤坂）に移転
2004年7月：「メロディーコール」サービス開始
2004年11月：NTTドコモ歴史展示スクエアを開設、運用を開始
2005年9月：ドコモショップ運営業務（与野店）をドコモ・ビジネスネット株式会社へ移管
2006年3月：秋葉原UDXにドコモ テクニカルラボ秋葉原を開設
2008年12月：ドコモ・センツウを吸収合併
2009年10月：ドコモサービス北海道、ドコモモバイル東海、ドコモ・エンジニアリング関西、ドコモ・モバイルメディア関西、ドコモエンジニアリング九州から故障機物流・端末物流事業を譲受
2014年7月：ドコモ・サービス株式会社、ドコモ・ビジネスネット株式会社とともにドコモエンジニアリング株式会社に吸収合併。株式会社ドコモCSに商号変更

事業所

設立当初は都内3箇所に拠点を置いていましたが、最終的には秋葉原UDXに集約されました。

2014年合併前の関連会社

ドコモモバイル東海（株）
ドコモモバイル中国（株）
ドコモ・モバイルメディア関西(株)
ドコモエンジニアリング（株）
ドコモ・サービス（株）
ドコモ・サポート（株）
ドコモ・システムズ（株）
ドコモ・ビジネスネット（株）
ドコモ・テクノロジ（株）

外部リンク

NTTドコモ歴史展示スクエア
* ドコモ テクニカルラボ秋葉原

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