ホテルグリーンプラザ上越

新潟県南魚沼市樺野沢に位置する「ホテルグリーンプラザ上越」は、上越国際スキー場および上越国際プレイランド（通称「上国」）に隣接する、緑の屋根が特徴的な大型リゾートホテルです。その広大な敷地には、多様な客室や充実した館内施設、温泉などを備え、年間を通じて多くの利用客を迎えています。

施設概要

総客室数は634室、最大3,281名の宿泊が可能で、多様なニーズに対応できる宿泊施設を提供しています。チェックインは午後3時、チェックアウトは午前10時です。敷地内には600台収容可能な無料駐車場が完備されており、車でのアクセスも便利です。

リゾートウェディングにも対応しており、自然光が差し込むガーデンチャペル、落ち着いた雰囲気の館内チャペル、厳かな神殿といった選択肢が用意されています。

客室タイプ

客室は、洋室、和洋室、メゾネットの3つのタイプがあります。

洋室: ツインベッドが基本の洋室です。一部には天井が高く開放感のある部屋もありますが、デラックスルームの設定はありません。最大3名まで宿泊可能です。
和洋室: 和室と洋室が一体となったタイプの部屋です。ベッドに加えて布団も利用できるため、多様なスタイルでの滞在に対応します。デラックスルームの設定があります。
* メゾネット: 2階層構造のメゾネットタイプは、3世代での利用や2家族での宿泊に適しています。広々とした空間でゆったりと過ごせます。デラックスルームの設定があり、最大8名まで宿泊可能です。

館内施設・サービス

滞在を快適にするためのサービスや施設が充実しています。

アメニティとしては、バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、リンス、ボディソープ、歯ブラシ、綿棒、剃刃、浴衣（大人用、子供用）、幼児甚平などが用意されています。フロントでは、ドライヤー、栓抜き、ワインクーラー、アイスノン、爪切り、ソーイングセット、体温計、ベビーカーなどの貸し出しも行っています。娯楽用品として、麻雀、囲碁、将棋、UNOなども借りることができます。

館内には多様なレストランがあります。メインダイニング「ラ・セゾン」をはじめ、和食処「越後」、中華料理「桃李」、イタリアン「クッチーナ」、そして「モンテローザ」、「雪路」、「エーデルワイス」といったレストランがあり、様々な食のニーズに応えます。また、「らいらっく」、「セッペル」といったラウンジで軽食や飲み物を楽しむこともでき、夜には夜食処「みち草」も利用可能です。

温泉施設では、露天風呂、サウナ、ジャグジーバスに加え、リラクゼーションスパや岩盤浴も備え、旅の疲れを癒すことができます。

マスコットキャラクター

ホテルおよびスキー場のマスコットキャラクターは、2007年のスキー場開業40周年を機に導入されました。「ポルコファミリー」として、ジャックポルコ（愛称：ポーくん）、パンテスコ（愛称：パーコ）、ブー太郎、トン一郎、ブー子、トン吉、トンコといった個性豊かなキャラクターたちが親しまれています。中でもポーくんはパイロットを目指す10歳の男の子で、少しおちゃめな一面を持つキャラクターです。

沿革

この地のリゾート開発は、1968年12月20日の上越国際スキー場開業に始まります。ホテルグリーンプラザ上越本館は、安達事業グループが経営権を取得した後の1981年12月にオープンしました。以降、1982年にアネックス、1983年に新館、1985年にコネクションI、1989年にコネクションIIと次々に施設を増設し、現在の規模に至ります。1984年には上越国際当間スキー場や上越国際プレイランドも開業しました。

リゾート内の発展として、1997年には温泉が掘削され、同年には上越国際スキー場前駅が臨時駅として開業し、2003年には常設駅となりました。また、1987年にはワールドカップスピードスキー、2004年にはスノーボード・ワールドカップ、2009年には国際的な学会が開催されるなど、様々なイベントの舞台ともなりました。経営は、モルガン・スタンレーを経て、2013年からは株式会社LSSが担っています。

2020年1月には、修学旅行で滞在していた生徒に食中毒の症状が見られましたが、ホテル側が公表した内容によると、ノロウイルスおよび食中毒菌は検出されなかったとされています。同年5月には、JTBのウェブサイトおよび「るるぶトラベル」において、2019年度の3部門で受賞するなど、高い評価も受けています。

アクセス

- 車の場合: 練馬ICからは関越自動車道経由で塩沢石打ICまで約150分、そこから国道17号を利用します。新潟西ICからは北陸自動車道経由で塩沢石打ICまで約120分。金沢東ICからは北陸自動車道経由で塩沢石打ICまで約240分、富山ICからは約210分です。
- 電車の場合: 東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅まで約71分。越後湯沢駅東口からは宿泊者専用の直通バスで約30分です。北越急行ほくほく線を利用する場合、金沢駅から越後湯沢駅まで約153分、富山駅から約117分です。越後湯沢駅から上越線で上越国際スキー場前駅まで約13分、そこからホテルまで予約バスで約10分です。
- 飛行機の場合: 新潟空港からリムジンバスで新潟駅まで約25分、新潟駅から上越新幹線で越後湯沢駅まで約51分です。

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