メルボルン空港 (オーストラリア)

メルボルン空港は、オーストラリア・ビクトリア州メルボルンの北部郊外に位置する国際空港で、通称メルボルン国際空港またはタラマリン空港とも呼ばれています。IATA空港コードはMELです。

1970年に開港し、それまでメルボルンの主要空港であったエッセンドン空港の代替として機能しています。3039ヘクタールという広大な敷地面積を持ち、2本の滑走路が交差する形で配置されています。南北方向の滑走路は3657メートル、東西方向の滑走路は2286メートルの長さを誇ります。

メルボルン空港は、国際線・国内線を問わず、多くの定期航空便が利用しており、カンタス航空とジェットスター航空のハブ[[空港]]としても重要な役割を果たしています。ただし、ジェットスター航空はオーストラリア大陸部の主要都市を結ぶ路線ではアバロン空港を利用しています。

空港内には、国際線ターミナル、カンタス航空とジェットスター航空が主に使用する国内線ターミナル、そしてヴァージン・オーストラリアが主に使用する南ターミナルの計3つのターミナルがあります。

利用実績

2018年の旅客数は3705万人を記録し、オーストラリア国内ではシドニー空港に次ぐ第2位の利用者数を誇ります。旅客の主な行き先は、国内線ではシドニー、ブリスベン、アデレード、国際線ではシンガポール、オークランド（ニュージーランド）、香港などが上位に挙げられます。

ターミナル

メルボルン空港には、以下の4つのターミナルがあります。

Terminal 1（国内線）
Terminal 2（国際線）
ワンワールド加盟航空会社
スターアライアンス加盟航空会社
スカイチーム加盟航空会社
Terminal 3（国内線）
Terminal 4（国内線）

空港内には貨物便を取り扱う施設も備わっています。

就航都市

メルボルン空港からは、オーストラリア国内の主要都市はもちろん、世界各地への直行便が運航されています。

国内線:
シドニー、ブリスベン、パース、アデレード、ケアンズ、ゴールドコースト、キャンベラ、ダーウィン、ホバート、ローセストン、アリススプリングス、マッカイ、ニューカッスル、ブルーム、サンシャインコースト、カルグーリ、ロックハンプトン、タウンズビル、デボンポートなど。

東アジア:
東京/成田、北京/首都、上海/浦東、広州、西安、深圳、成都、長沙、厦門、青島、重慶、鄭州、杭州、香港、台北/桃園など。

東南アジア:
ジャカルタ、デンパサール、シンガポール、バンコク、プーケット、ホーチミンシティ、クアラルンプール、バンダルスリブガワン、マニラなど。

南アジア:
デリー、コロンボなど。

中東:
アブダビ、ドバイ、ドーハなど。

北米:
ロサンゼルス、バンクーバーなど。

ヨーロッパ:
ロンドン/ヒースローなど。

オセアニア:
オークランド、クライストチャーチ、ウェリントン、クイーンズタウン、ナンディ、ヌメアなど。

空港アクセス

空港へのアクセスには、以下の方法があります。

スカイバス (Skybus): サザンクロス駅（市内中心部）との間を24時間運行している定期高速バスです。
タクシー、ライドシェアサービス: 市内中心部までの所要時間は約30分です。

なお、空港への鉄道連絡は2001年以降、少なくとも10年以上凍結されています。

また、頻度は少ないですが、近郊・郊外各地を結ぶ乗り合いバンも利用可能です。

日本への路線

東京/成田への直行便は、カンタス航空と日本航空のコードシェア便として運航されていましたが、2008年9月に運休しました。その後、2014年4月29日からジェットスター航空が週4便で直行便を運航開始しましたが、2017年2月25日に運休しました。カンタス航空は2016年12月16日から毎日運航を再開、日本航空も2017年9月2日から毎日運航を開始しています。

大阪/関西へは、ケアンズ経由便が2014年3月30日から週2便で運航開始されましたが、2017年10月27日に運休となりました。

詳細な情報は、空港の公式サイトをご参照ください。

関連項目

空港: 世界の空港
航空交通管制
航空会社
* 世界まる見え!テレビ特捜部 - 「Border Security」で取り上げられることがあります。

外部リンク

メルボルン空港（英語版）

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