吉田朋之

吉田朋之

吉田朋之氏は、1964年3月21日に生まれ、兵庫県西宮市で誕生し、その後神戸市で育ちました。灘高等学校を経て、1986年に東京大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。

学歴と初期のキャリア

大学卒業後、吉田氏は1989年にリスボン大学で欧州研究コースを修了し、1991年にはジョージタウン大学国家安全保障大学院で修士号を取得しました。これらの留学経験は、彼の外交官としてのキャリア形成に重要な役割を果たしました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、吉田氏は様々な部署で経験を積みました。2003年には在タイ日本国大使館参事官、2006年には在アメリカ合衆国日本国大使館参事官を務め、国際的な外交の舞台で活躍しました。その後、2009年に北米局北米第一課長に就任し、2010年には外務大臣秘書官事務取扱（前原誠司、松本剛明両大臣）を務めました。2011年には再び北米局北米第一課長となり、2013年には内閣官房内閣参事官に就任しました。

2015年には外務省大臣官房参事官、2017年1月には大臣官房審議官、同年9月には総合外交政策局軍縮不拡散・科学部長と、要職を歴任しました。

中南米局長と外務報道官

2019年7月5日、吉田氏は中南米局長に就任しました。その後、2020年7月21日には外務報道官に任命され、国内外のメディアに対して日本の外交政策を説明する重要な役割を担いました。

新型コロナウイルス感染とその後

2021年3月29日、吉田氏は微熱と味覚障害を発症し、同年4月5日にはSARSコロナウイルス2への感染を発表しました。その後、2022年1月11日には大臣官房付となり、同年にはアジア福祉教育財団難民事業本部長に就任しました。

日本国際問題研究所所長

2023年10月、吉田氏は公益財団法人日本国際問題研究所の所長に就任しました。これは、彼の長年の外交経験と知識を活かし、国際問題の研究と政策提言に貢献する新たな舞台となります。

同期入省者

吉田氏と同期で外務省に入省した主な人物には、以下のような方々がいます。

石川浩司（22年シンガポール大使・20年官房長・19年南部アジア部長）
岩間公典（22年バングラデシュ大使・20年デュッセルドルフ総領事）
牛尾滋（22年南アフリカ大使・19年ポルトガル大使・18年アフリカ部長）
宇山智哉（21年WTO事務局長上級補佐官）
大鷹正人（24年タイ大使・20年ハンガリー大使・19年外務報道官）
片江学巳（23年ルーマニア大使・20年瀋陽総領事）
河原節子（22年デュッセルドルフ総領事・21年公務員研修所副所長・18年フランクフルト総領事）
木村徹也（22年東ティモール大使・20年国連日本政府代表部大使・17年ミュンヘン総領事）
四方敬之（21年内閣広報官・20年外務省経済局長）
進藤雄介（21年在デトロイト日本国総領事・18年パキスタン公使・15年軍縮会議公使）
鈴木量博（23年オーストラリア大使・20年トルコ大使・18年北米局長）
中村安志（09年中南米局南米課課長補佐）
久島直人（22年中曾根康弘世界平和研究所・20年国際平和協力本部事務局長）
淵上隆（14年ドミニカ共和国大使）
三上正裕（22年ベルギー、北大西洋条約機構日本政府代表部大使・19年カンボジア大使・17年国際法局長）
道井緑一郎（23年フィジー大使）
南博之（24年特命全権大使（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当）・20年コンゴ民主共和国大使）
[山田重夫]]（23年駐米大使・21年外務審議官]・19年[[総合外交政策局長）
* 若林啓史（16年東北大学教授）

これらの同期入省者たちも、各分野で日本の外交に貢献しています。

吉田朋之氏は、長年にわたり日本の外交に尽力してきた人物であり、その経験と知識は今後の国際社会においても重要な役割を果たすことが期待されます。

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