大阪府済生会千里病院
大阪府済生会千里病院について
大阪府済生会千里病院は、吹田市に位置する民間病院です。卒後臨床研修病院としての役割を果たし、また大阪府の災害拠点病院としても機能しています。同病院は、災害派遣医療チームとしての大阪DMATの指定も受けており、地域医療に貢献しています。
沿革
大阪府済生会千里病院の歴史は1967年に始まります。当初は「大阪府保健医療財団新千里病院」として開院し、その後2003年に大阪府済生会が運営を引き継ぎました。2006年には、併設型の救命救急センター「済生会千里病院千里救命救急センター」が設立され、これは昭和54年に設立された独立型のセンターの後継にあたります。
診療科
この病院では多様な診療科が設けられており、以下の科目が含まれています：
ドクターカーの取り組み
病院が運用するドクターカーは、年間2000件以上の出動を誇り、日本トップクラスの実績を誇ります。出動リクエストから派遣までの時間は2分以内という迅速さを保っており、これは救急隊と同等のレベルです。1983年に導入された日産・パラメディックは、吹田市や豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町までのエリアで活動しています。出動時は、医師、看護師、救急救命士、運転士の4名がチームを組み、特に医療スタッフは専門的な蘇生や初期治療の訓練を受けています。
実績として、「ドッコイセ福知山花火大会」の屋台爆発事故において、福知山市民病院へ出動した経験もあります。大規模な災害が発生した際には、大阪DMATとして特別出動し、専用DMATカーを利用して現場に急行します。
医療機関としての認定
大阪府済生会千里病院は、公益財団法人日本医療機能評価機構からの認定を受けた病院で、またNPO法人卒後臨床研修評価機構からも評価を受けています。その他、各種法令による医療機関の指定や学会からの認定を受けており、専門医も多数在籍しています。
アクセス
病院へのアクセスは、阪急電鉄千里線の「南千里駅」からすぐの立地です。かつては周辺地域を回る無料シャトルバスも運行されていましたが、2019年3月にそのサービスは終了しました。周辺にはトナリエ南千里や千里南公園、南千里クリスタルホテルがあります。
大阪府済生会千里病院は、地域住民の健康を守るため、充実した医療サービスを提供しており、今後も多様なニーズに応じた医療体制を整えていくことが期待されています。
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