小井沼紀芳

小井沼紀芳（こいぬま きよし）

1955年6月29日生まれの日本の外交官。2016年8月26日からオーストリア駐箚特命全権大使を務めています。

経歴

東京都出身。

1977年、外務公務員採用上級試験に合格し、翌1978年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、外務省に入省しました。ミュンヘン大学への留学経験を持ち、最初の任地は在オーストリア大使館でした。そこでは2年間勤務しました。

その後、1989年8月に在ドイツ連邦共和国日本国大使館一等書記官、1992年8月には在ヴィエトナム日本国大使館一等書記官を歴任。

1994年9月には、総合外交政策局総務課企画官に就任。1995年4月には、総合外交政策局国際社会協力部人権難民課難民支援室長を務めました。

1997年4月、大臣官房領事移住部外国人課長に就任し、1999年1月には在ウィーン国際機関日本政府代表部参事官を務めました。

2001年3月には在ミャンマー日本国大使館参事官、2002年1月には同大使館公使に着任。

2003年5月には、大臣官房兼内閣府事務官 大臣官房参事官兼国立公文書館アジア歴史資料センター次長に就任し、2004年8月には、大臣官房参事官兼領事局、大臣官房国際社会協力部を兼務しました。

2005年8月には、法務省札幌入国管理局長に就任。

2008年4月、在ドイツ日本国大使館公使に就任し、2010年1月には在デュッセルドルフ日本国総領事館総領事を務めました。

2013年10月11日、ザンビア駐箚特命全権大使に任命されました。

2016年8月26日、オーストリア駐箚特命全権大使に就任。同年10月21日には、コソボ駐箚特命全権大使とマケドニア駐箚特命全権大使を兼務することになりました。

人物

小井沼氏は、長年にわたり外交官として国際舞台で活躍してきました。特に、ドイツ、ベトナム、ミャンマーなどの国々での勤務経験が豊富で、ヨーロッパやアジアの情勢に精通しています。また、人権問題や難民支援など、国際社会の協力が必要な分野にも深く関わってきました。ザンビア大使時代には、日本とザンビアの友好関係の強化に尽力しました。現在は、オーストリア大使として、両国間の関係発展に貢献しています。

同期

外務省には多くの同期入省者がおり、各界で活躍しています。主な同期には以下のような人物がいます。

宮家邦彦（キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、立命館大学客員教授）
新井勉（13年駐カメルーン大使）
大嶋英一（12年駐フィジー大使）
辻優（13年駐オランダ大使・12年駐クロアチア大使）
水上正史（12年駐アルゼンチン大使・10年外務省中南米局長）
菅沼健一（12年駐ブルネイ大使・09年駐ジュネーブ日本政府代表部大使）
猪俣弘司（13年駐パキスタン大使・10年駐サンフランシスコ総領事）
貝谷俊男（13年駐グルジア大使）
二石昌人（13年駐ブルキナファソ大使）
篠原守（13年駐コスタリカ大使）
岡田憲治（16年駐ベネズエラ大使）
松富重夫（14年駐イスラエル大使・12年外務省国際情報統括官・10年外務省中東アフリカ局長）
梅田邦夫（14年駐ブラジル大使）
草賀純男（13年ニューヨーク総領事）
軽部洋（16年駐コンゴ民主共和国大使）
小川和也（18年駐アルジェリア大使）

外部リンク

* 大使挨拶（在ザンビア日本国大使館ホームページ）

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