貝谷俊男

貝谷俊男について

貝谷俊男（かいたに としお）は、日本の外交官、法務官僚であり、元ジョージア駐箚特命全権大使です。その経歴は多岐にわたり、外務省、法務省で要職を歴任しました。

人物・経歴

京都府出身の貝谷俊男は、洛星高等学校を経て、1978年に東京大学医学部を中退し、外務省に入省しました。医学の道を離れ、外交官としてのキャリアをスタートさせた背景には、強い使命感があったと考えられます。

外務省入省後、研修所総括指導官、国際情報局分析1課長、法務省入国管理局登録課長、外務省総合外交政策局国際社会協力部人権難民課長など、幅広い分野で経験を積みました。これらの経験は、後の外交官としての活動に大きく貢献したことは想像に難くありません。

2007年から2010年まではハバロフスク総領事を務め、その後、2010年5月14日には仙台入国管理局長に就任しました。2012年4月には東京入国管理局長に異動し、入国管理局の要職を歴任しました。

2013年4月25日、貝谷俊男はジョージア駐箚特命全権大使に任命され、2017年6月までその任を務めました。ジョージアとの外交関係強化に尽力し、両国間の友好関係を深める上で重要な役割を果たしました。

同期入省者

貝谷俊男と同期で外務省に入省した人物には、以下のような著名な外交官がいます。

宮家邦彦（キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、立命館大学客員教授）
新井勉（13年駐カメルーン大使）
小井沼紀芳（13年駐ザンビア大使）
大嶋英一（12年駐フィジー大使）
辻優（13年駐オランダ大使・12年駐クロアチア大使）
水上正史（12年駐アルゼンチン大使・10年外務省中南米局長）
菅沼健一（12年駐ブルネイ大使・09年駐ジュネーブ日本政府代表部大使）
猪俣弘司（13年駐パキスタン大使・10年駐サンフランシスコ総領事）
二石昌人（13年駐ブルキナファソ大使）
篠原守（13年駐コスタリカ大使）
岡田憲治（16年駐ベネズエラ大使）
松富重夫（14年駐イスラエル大使・12年外務省国際情報統括官・10年外務省中東アフリカ局長）
梅田邦夫（14年駐ブラジル大使）
草賀純男（13年ニューヨーク総領事）
軽部洋（16年駐コンゴ民主共和国大使）

これらの同期入省者の活躍からも、貝谷俊男の世代が、日本の外交を担う上で重要な役割を果たしてきたことがわかります。

外部リンク

大使挨拶（日本語）（在ジョージア日本国大使館ホームページ）

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