岩手船越駅

岩手船越駅

岩手船越駅（いわてふなこしえき）は、岩手県下閉伊郡山田町船越に位置する、三陸鉄道リアス線の駅です。この駅は、本州で最も東に位置する駅として知られており、「本州最東端の駅」という愛称で親しまれています。

歴史

岩手船越駅は、1936年（昭和11年）11月10日に鉄道省山田線の駅として開業しました。その後、時代の変遷とともに、その役割も変化してきました。

1965年（昭和40年）3月20日：貨物の取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱いを廃止。
1987年（昭和62年）3月17日：岩手船越駅長が廃止され、陸中山田駅長管理下となり、無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
2001年（平成13年）12月：管理駅であった陸中山田駅からの駅員派遣が廃止され、完全な無人駅となる。
2011年（平成23年）3月11日：東日本大震災により甚大な被害を受け、営業を休止。
2019年（平成31年）3月23日：宮古駅 - 釜石駅間の復旧とともに三陸鉄道に移管され、リアス線の駅として再スタート。

駅構造

岩手船越駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホーム間は構内踏切で連絡しており、1番線ホーム側にはかつて郵便輸送に使われていた側線がありますが、現在は使用されていません。駅舎は待合室のみの簡素な構造となっています。

また、当駅始発の下り列車（宮古行き）が1本設定されており、この列車は上り列車から当駅で切り離された車両が折り返すため、2番線からの発車となります。

のりば

のりば	路線	方向	行先
-	---	---	--
1	■リアス線	下り	釜石方面
2	■リアス線	上り	宮古方面

利用状況

2000年度（平成12年度）の1日平均乗車人員は127人でした。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

鯨と海の科学館
山田町役場船越支所
船越郵便局
国道45号
三陸沿岸道路 山田南インターチェンジ
道の駅やまだ
岩手県北バス「船越駅前」停留所

隣の駅

三陸鉄道

■リアス線

浪板海岸駅 - 岩手船越駅 - 織笠駅

その他

岩手船越駅は、本州の東西南北端の駅の一つとして、鉄道ファンからも注目されています。他の端の駅は以下の通りです。

梅ケ峠駅 - 本州最西端の駅（JR西日本山陰本線）
下北駅 - 本州最北端の駅（JR東日本大湊線）
串本駅 - 本州最南端の駅（JR西日本紀勢本線）

また、同名の駅として、JR東日本男鹿線の船越駅も存在します。

外部リンク

岩手船越駅：三陸鉄道

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