日台精鋭プロ選手権

日台精鋭プロ選手権

「日台精鋭プロ選手権」（にちたいせいえいプロせんしゅけんせん）は、日本と台湾の若手囲碁棋士によって争われる棋戦です。中国語では「中日精鋭職業圍棋賽」と表記されます。2008年に第1回が開催され、以降、両国の若手棋士育成と交流の促進を目的として、毎年開催されています。

大会概要

主催は台湾の海峰棋院が務め、台湾棋院、日本棋院、中華民国囲棋協会などが共催として名を連ねています。また、日本航空（JAL）や大通旅行社、LGS傳奇圍棋網といった企業・団体も協賛しています。

優勝賞金は、第1回が60万元、第2回と第3回が75万元、第4回以降は120万元と、回を重ねるごとに増額されています。

大会方式

出場者は、台湾のプロ棋士8名、日本棋院に所属する台湾出身棋士4名、日本人棋士4名の計16名です。第1回から第3回までは、出場資格が30歳以下と定められていました。

対局はトーナメント方式で行われ、コミは6目半です。持ち時間は各1時間で、それを使い切ると1分の秒読みに入ります。

出場棋士

過去の大会には、以下のような棋士が出場しています。

第1回
（台湾）林至涵、陳詩淵、蕭正浩、陳逸達、林書陽、林修平
（日本）蘇耀国、井山裕太、溝上知親、首藤瞬、黄翊祖、林漢傑、潘善琪、張豊猷
（特別招待）周俊勲、謝依旻
第2回
（台湾）周俊勲、林至涵、陳詩淵、蕭正浩、楊孟允、陳鋒、廖冠泓、余正麒
（日本）河野臨、井山裕太、蘇耀国、黄翊祖、張豊猷、林子淵、林漢傑、安齋伸彰
第3回
（台湾）周俊勲、林至涵、陳詩淵、蕭正浩、林書陽、夏大銘、劉耀文
（日本）李沂修、黄翊祖、張豊猷、謝依旻、首藤瞬、松本武久、鶴山淳志、志田達哉
第4回
（台湾）周俊勲、陳詩淵、蕭正浩、林至涵、林立祥、王元均、葉紘源、張凱馨
（日本）王銘琬、王立誠、林漢傑、謝依旻、高尾紳路、山田規三生、小県真樹、向井千瑛

歴代優勝者

開催年	優勝者	決勝戦対戦相手

:-	:-	:---
2008年	蘇耀国	井山裕太

2009年	河野臨	陳詩淵

2010年	周俊勲	松本武久

2011年	陳詩淵	林至涵

参考文献

『碁ワールド』2008年8月号 日本棋院「第1回日台精鋭プロ選手権」

外部リンク

海峰棋院「中日精英賽」
LGS傳奇圍棋網「中日精英職業圍棋賽」

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