有馬温純

有馬温純（ありま はるすみ）は、江戸時代後期に越前丸岡藩の第7代藩主を務めた人物です。晴信系有馬家の10代目にあたります。

生い立ちと藩主就任

文政12年（1829年）に、第5代藩主・有馬誉純の長男である戸田純祐の長男として生まれました。その後、天保8年（1838年）に丸岡藩第6代藩主・有馬徳純の養子となり、天保9年（1838年）に徳純の死去を受けて家督を継ぎ、藩主となりました。

藩主としての活動

藩主就任後、天保12年（1841年）には将軍・徳川家慶に御目見えし、天保13年（1842年）には従五位下・日向守に叙任されました。幕末期に入ると、外国船の来航に備えて海防を強化するために砲台を築くなど、藩政に尽力しました。

早世とその後

安政2年（1855年）に27歳という若さで死去しました。跡は養嗣子の道純が継ぎました。

系譜

実父: 戸田純祐
養父: 有馬徳純
正室: 善子 - 松平勝道の養女、松平定芝の娘
継室: 富子 - 榊原政養の娘
継々室: 作子 - 戸田氏正の娘
子女:
淑子 - 有馬道純室
久仁子 - 榊原政敬正室
* 養子: 有馬道純 - 本多忠鄰の三男

人物

有馬温純は、若くして藩主となったものの、海防強化に尽力するなど、藩政に貢献しました。しかし、27歳という若さで亡くなったため、その治世は短いものでした。

補足

婚約者の孝子は、毛利斉元の娘です。正室は松平定芝の娘の善子。継室は榊原政養の娘の富子。継々室は戸田氏正の娘の作子です。子女として、有馬道純に嫁いだ淑子と、榊原政敬に嫁いだ久仁子がいます。

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