板妻駐屯地

板妻駐屯地について



板妻駐屯地(いたづまちゅうとんち、JGSDF Camp Itazuma)は、静岡県御殿場市板妻に所在する陸上自衛隊駐屯地です。この駐屯地には、第34普通科連隊をはじめとする様々な部隊が駐屯しており、東富士演習場や北富士演習場といった演習場へのアクセス拠点としての役割も担っています。

歴史



板妻駐屯地の歴史は、旧日本陸軍の時代にまで遡ります。1909年(明治42年)には陸軍板妻廠舎が設置されました。その後、第二次世界大戦後の1949年(昭和24年)には、米陸軍第25師団の演習部隊が駐屯(米軍ミドルキャンプ)しました。そして、1960年(昭和35年)に陸上自衛隊が駐屯を開始しました。

陸上自衛隊板妻分屯地時代



1960年(昭和35年)3月15日には、第105教育大隊が武山駐屯地から板妻分屯地へ移駐しました。しかし、1961年(昭和36年)12月には同大隊が駒門駐屯地を経て武山駐屯地へ再移駐しました。1962年(昭和37年)には、第1対戦車隊が新編され、第34普通科連隊新町[[駐屯地]]から移駐を開始しました。同年7月には、第3陸曹教育隊が駒門駐屯地から移駐を開始しました。

陸上自衛隊板妻駐屯地への昇格



1962年(昭和37年)8月15日、板妻分屯地は駐屯地に昇格しました。同日、第3陸曹教育隊の移駐も完了しました。その後、1968年(昭和43年)には第405基地通信隊が新編されました。1975年(昭和50年)には、第405基地通信隊が第101基地通信大隊第309基地通信中隊板妻派遣隊に改編されました。1983年(昭和58年)には、東部方面通信群の新編により、第101基地通信大隊が同群隷下に編入されました。1995年(平成7年)11月には、駐屯地のシンボルマークが完成しました。

2002年(平成14年)3月27日、第1師団の改編に伴い、第1後方支援連隊第2整備大隊第4普通科直接支援隊が新編されました。また、第1対戦車隊及び第34普通科連隊重迫撃砲中隊が廃止されました。2007年(平成19年)3月28日には、第309基地通信中隊板妻派遣隊が第305基地システム通信中隊板妻派遣隊に改編されました。2015年(平成27年)3月26日には、東部方面会計隊の改編に伴い、第420会計隊が廃止され、第433会計隊板妻連絡班が配置されました。

駐屯部隊



板妻駐屯地には、以下の部隊が駐屯しています。

東部方面隊隷下部隊
第1師団
第34普通科連隊
第1後方支援連隊
第2整備大隊
第3普通科直接支援中隊
東部方面混成団
第3陸曹教育隊
第31普通科連隊
第1普通科中隊
東部方面システム通信群
第105基地システム通信大隊
第305基地システム通信中隊
板妻派遣隊
東部方面会計隊
第433会計隊
板妻連絡班
板妻駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
東部方面警務隊
第128地区警務隊
板妻連絡班


交通アクセス



板妻駐屯地への主な交通アクセスは以下の通りです。

高速道路:東名高速道路御殿場IC
一般道国道246号国道469号静岡県道155号滝ケ原富士岡線、静岡県道157号五本地御殿場線
鉄道:JR御殿場線御殿場駅
路線バス富士急モビリティJ1十里木線、J2ぐりんぱ線、板妻・神場循環線、印野本村線(板妻経由)、北の原循環線、神場南循環線板妻停留所
港湾清水港(特定重要港湾)、田子の浦港、横浜港(共に重要港湾

周辺の重要施設



板妻駐屯地の周辺には、以下の重要な施設があります。

浜岡原子力発電所御前崎市
新清水火力発電所(静岡市清水区
駿河変電所静岡市葵区
東清水変電所静岡市清水区
井川ダム静岡市葵区
佐久間ダム(浜松市)


外部リンク



もっと・・・自衛隊東部方面隊オピニオンリーダーによるサイト
* 陸上自衛隊 板妻駐屯地【公式】 (@JGSDF_ITAZUMA) - X(旧Twitter)

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