梅北町

宮崎県都城市梅北町について

概要

梅北町（うめきたちょう）は、宮崎県都城市の南部に位置する町丁です。人口は約3,300人、1,500世帯以上が生活しています。平地が多く、農業が盛んな地域として知られ、その歴史は日本最大の荘園であった島津荘の設立にまで遡ります。

地理

梅北町は、都城市の南部に位置し、東は安久町、西は今町、北は大岩田町・下長飯町、南は鹿児島県曽於市末吉町南之郷と隣接しています。町の西端には「雄児石」と呼ばれる地域があります。

河川

町内には以下の河川が流れています。

大淀川
梅北川
床丸川
払川

山

町内には以下の山があります。

金御岳
天ヶ峰

歴史

地名の由来

梅北という地名の由来には諸説ありますが、一説によると、平安時代に平重盛の病気平癒を祈願して西生寺がこの地に移され、その際に梅が植えられたことが起源とされています。

梅北城

伝承では、11世紀初頭に平季基によって築城されたとされ、その娘婿である伴兼貞（肝付氏の祖）が拠点とし、その子孫が梅北氏を名乗りました。

交通

鉄道

町内には鉄道駅はありませんが、最寄りの駅として西都城駅（JR日豊本線・きりしま）または五十市駅（JR日豊本線）が利用できます。

道路

町内には以下の道路が通っています。

国道269号
宮崎県道12号都城東環状線
宮崎県道109号飯野松山都城線
都城盆地朝霧道路
都城志布志道路
梅北インターチェンジ - 金御岳インターチェンジ

バス

宮崎交通30系統のバスが運行しています。

教育

小学校

都城市立今町小学校または都城市立梅北小学校に通学します。

中学校

都城市立中郷中学校に進学します。

施設

町内には以下の施設があります。

都城市立梅北小学校
都城市立中郷中学校
梅北郵便局
JA都城梅北支所

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

黒尾神社
梅北城跡
西生寺跡（田の神と石仏群）
池田貞記の碑（都城茶の基礎を築いた池田貞記の碑）
安久節（安久町発祥の民謡で、梅北町を含む都城市一帯で親しまれています）

人口

2021年6月1日時点での人口は、都城市のホームページに掲載されています。

沿革

明治初年（1868年）：薩摩鹿児島藩領として「旧高旧領取調帳」に『都城郷（外城）梅北村』と記載。
1871年：廃藩置県により鹿児島県の管轄となる。
1872年：都城県の管轄となる。
1873年：宮崎県（第1次）の管轄となる。
1876年：第2次府県統合により鹿児島県の管轄となる。
1879年：郡区町村編制法の施行により、諸県郡が発足。
1883年：宮崎県（第2次）が発足し、北諸県郡が発足。
1889年：町村制施行により、豊満・梅北・安久の3ヶ村が合併し中郷村が発足。
1924年：都城町が市制施行により都城市となる。
1967年：中郷村が都城市に編入され、中郷地区梅北町となる。

地域

中郷地区梅北町は、以下の地域で構成されています。

益貫, 麓, 中西, 大薗, 門貫, 片平, 城下, 京之峯, 北原, 神応寺, 斧研, 川ノ上, 中野, 払川, 高樋, 女橋, 雄児石, 緩毛原, 高見堂, 川内, 牟礼木, 西生寺, 嫁坂, 諏訪山, 眉白山, 内山, 大浦, 仙人谷, 川原谷

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 45 宮崎県』角川書店、1979年。

もう一度検索