正寧県

正寧県（せいねいけん）は、中華人民共和国甘粛省慶陽市に位置する県です。県人民政府は山河鎮に置かれています。

歴史

正寧県の歴史は古く、漢代初期に上郡に設置されたことに始まります。当時は現在の正寧県と寧県の一部を管轄していました。しかし、30年（建元6年）に後漢によって廃止され、その管轄区域は泥陽県に統合されました。

441年（太平真君2年）、北魏が現在の正寧県永和鎮羅川村に再び陽周県を設置しました。この陽周県は、趙興郡の管轄下に置かれました（趙興郡はその後、468年に華州、487年に班州、489年に豳州と改称）。西魏の時代には、陽周県に顕州が新設されました。

557年、北周は顕州を廃止し、陽周県を寧州趙興郡に移管しました。583年（開皇3年）、隋朝は趙興郡を廃止し、陽周県は寧州（607年に北地郡と改称）の直轄となりました。598年（開皇18年）には、羅川県と改称されました。742年（天宝元年）、唐朝により寧州が彭原郡と改称された際、羅川県は真寧県と改称されました。758年（乾元元年）に彭原郡が寧州と改称されると、明末までその管轄下に置かれました。1601年（万暦29年）に慶陽府の直轄となり、1723年（雍正元年）に正寧県と改称され、現在に至ります。

地理

慶陽市は、東南部の東経107度56分から108度38分、北緯35度14分から35度36分に位置しています。東は陝西省黄陵県、南は旬邑県、西南は彬州市、西は長武県、北は寧県と隣接しています。

行政区画

正寧県は、以下の8つの鎮と2つの郷を管轄しています。

鎮:
山河鎮
楡林子鎮
宮河鎮
永和鎮
永正鎮
周家鎮
湫頭鎮
西坡鎮
郷:
五頃原郷
三嘉郷

交通

正寧県には、以下の道路が通っています。

高速道路:
銀百高速道路
国道:
G211国道
* G327国道

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