牛込柳町駅

牛込柳町駅について

牛込柳町駅は、東京都新宿区原町二丁目にある、東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線の駅です。駅番号はE04で、新宿区の北東部に位置しています。この駅は、静かな住宅街の中にありながら、主要な道路の交差点にも近く、交通の要所としての役割も果たしています。

歴史

この駅は2000年12月12日に開業しました。2007年3月18日にはICカード「PASMO」が利用可能となり、2017年9月9日には南東口が新たに開設され、利便性が向上しました。

駅名の由来は、この地域がかつて旧牛込区の市谷柳町に位置していたことにあります。駅の所在地は原町ですが、駅自体は主に市谷柳町の下に建設されています。建設当初の仮称駅名は「柳町駅」でしたが、最終的には「牛込柳町駅」として開業しました。この駅名は、かつてこの地域を走っていた路面電車（都電13系統）の停留所名と同じであり、地元住民からは30年ぶりの名称復活として歓迎されました。

市谷柳町の名前は、かつてこの地域が牛込区（新宿区の前身）の南部に位置していたことに由来します。柳町の名前は、江戸時代に柳の木が多く見られたことにちなんでいます。地域住民の間では、単に「柳町」と呼ばれることも多いです。

駅構造

牛込柳町駅は、島式ホーム1面2線の地下駅です。東出入口とコンコースを結ぶエレベーターは、駅建設前から存在していたビル内に設置されています。また、2017年9月9日に供用開始された南東口にもエレベーターが設置されており、バリアフリー化が進んでいます。

のりば

駅のホームは、都営大江戸線の電車が発着する場所です。具体的なのりばについては、都営地下鉄の公式サイトや駅構内の案内表示をご確認ください。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は18,826人（乗車人員：9,545人、降車人員：9,281人）です。開業当初の乗車人員の見込みは7,000人でしたが、実際にはそれを大きく上回る利用があります。開業以来、利用者は増加傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は閑静な住宅街が広がっています。しかし、駅の上にある市谷柳町交差点は、大久保通りと外苑東通りの交差点で、交通量が非常に多い場所です。

西隣の若松河田駅とは徒歩で数分の距離にあり、両駅の中間地点付近には、両駅への案内が表示されています。

周辺施設としては、以下のものがあります。

教育施設: 成城中学校・高等学校、牛込成城幼稚園
寺社: 幸國寺（新宿区最古の木がある）、経王寺（新宿山ノ手七福神の一つ）、法身寺、常楽寺、浄輪寺、多聞院、浄栄寺、月桂寺
文化・公共施設: 茶道裏千家東京茶道会館、裏千家今日庵東京出張所、大日本印刷本社、柳田國男旧居跡、加賀公園、新宿区立市谷小学校、林氏墓地、牛込弁天公園、新宿区立漱石山房記念館、草間彌生美術館、新宿区役所榎木町特別出張所、新宿区 牛込保健センター
医療施設: 柳町病院、晴和病院、東京女子医科大学、東京女子医科大学病院
その他: 防衛省、警視庁第五機動隊、特科車両隊、試衛館跡、大和田建樹終焉の地、有島武郎旧居跡

バス路線

駅周辺には、「牛込柳町駅」停留所があり、以下のバス路線が利用できます。

外苑東通り上:
白61：新宿駅西口行 / 練馬車庫行 / 練馬駅行
大久保通り上:
飯62系統：都営飯田橋駅行 / 小滝橋車庫行
橋63系統：新橋駅行 / 小滝橋車庫行

隣の駅

都営大江戸線では、以下の駅が隣接しています。

若松河田駅 (E 03) - 牛込柳町駅 (E 04) - 牛込神楽坂駅 (E 05)

参考情報

東京都統計年鑑
東京都交通局 各駅乗降人員
牛込柳町駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局（外部リンク）

この情報は、牛込柳町駅に関する包括的な情報を提供しており、駅の利用や周辺地域の探索に役立つでしょう。

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