第30普通科連隊

陸上自衛隊第30普通科連隊について

陸上自衛隊第30普通科連隊は、新潟県新発田市の新発田駐屯地に拠点を置く、第12旅団隷下の普通科連隊（軽）です。この連隊は、1等陸佐（三）が連隊長を務め、連隊本部、本部管理中隊、3つの普通科中隊、そして重迫撃砲中隊で構成されています。連隊長は新発田駐屯地の司令官も兼務しています。

編成と特徴

1962年1月、陸上自衛隊30番目の普通科連隊として誕生しました。2001年3月には、第12師団の第12旅団への改編に伴い、軽普通科連隊へと再編されました。訓練は、大日原演習場を中心に、関山演習場や相馬原演習場などで行われています。また、積雪地での活動を想定しているため、スキー技能を持つ隊員が多いのも特徴です。警備隊区としては、中越、下越、佐渡地域を担当しています。

沿革

第30普通科連隊の歩み

• - 1962年1月18日：新発田駐屯地にて、第2普通科[[連隊]]第3大隊を基盤として第30普通科連隊が編成されました。
• - 1991年3月29日：師団近代化に伴い、自動車化が完了しました。
• - 1998年1月20日：長野オリンピックの支援活動に参加し、2月24日まで活動しました。
• - 2001年3月26日：第4普通科中隊および重迫撃砲中隊が廃止されました。

普通科連隊（軽）への移行

• - 2001年3月27日：第12師団の旅団化に伴い、連隊の規模が3個普通科中隊を基幹とする軽普通科連隊へと縮小されました。
• - 連隊長の階級が1等陸佐（二）から1等陸佐（三）に変更されました。
• - 後方支援体制の変更により、整備部門は第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊に移管されました。
• - 2006年4月28日から7月29日：イラク人道復興支援活動のため、第10次イラク復興業務支援群としてイラクに派遣されました。
• - 2023年3月16日：重迫撃砲中隊が再編されました。

部隊編成

第30普通科連隊は以下の部隊で構成されています。

• - 第30普通科連隊本部
• - 本部管理中隊「30普-本」

- 中隊本部
- 連隊本部班：82式指揮通信車
- 対戦車小隊：中距離多目的誘導弾
- 情報小隊：軽装甲機動車、偵察用オートバイ
- 施設作業小隊：小型ドーザ、資材運搬車
- 通信小隊
- 補給小隊：3 1/2tトラック
- 衛生小隊：1トン半救急車

• - 第1普通科中隊「30普-1」：高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
• - 第2普通科中隊「30普-2」：高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
• - 第3普通科中隊「30普-3」：軽装甲機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
• - 重迫撃砲中隊「30普-重」：120mm迫撃砲RT
• - 整備支援部隊：第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊（2001年3月27日より新発田駐屯地所在）

主要装備

連隊は、82式指揮通信車、軽装甲機動車、高機動車、中距離多目的誘導弾、偵察用オートバイ、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾、120mm迫撃砲RTなどの装備を保有しています。

警備隊区

新潟県内の以下の地域が警備隊区です。

新潟市、三条市、新発田市、加茂市、村上市、燕市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、胎内市、聖籠町、田上町、阿賀町、弥彦村、関川村、粟島浦村

関連部隊

• - 第2普通科[[連隊]]
• - 第13普通科[[連隊]]

災害派遣

第30普通科連隊は、数々の災害派遣活動にも参加しています。

• - 1997年1月：ナホトカ号重油流出事故
• - 2004年10-12月：新潟県中越地震
• - 2007年7-8月：新潟県中越沖地震
• - 2010年3月：加茂市の水道管破裂に伴う給水活動
• - 2011年3月：東日本大震災に伴う災害派遣（主に福島県内）
• - 2017年3月：関山演習場でのアメリカ海兵隊との共同訓練（V-22オスプレイ輸送機も参加）
• - 2018年1月：佐渡市の凍害による水道断水に対する給水活動（第12後方支援隊、第2普通科[[連隊]]などと共同）

国際貢献

• - 2006年5-7月：第10次イラク復興支援群としてイラクへ派遣（山中1佐が復興支援群長）

廃止（改編）部隊

• - 第30普通科連隊第4普通科中隊「30普‐4」：2001年3月26日廃止
• - 第30普通科連隊重迫撃砲中隊「30普‐重」：2001年3月26日廃止

出典

• - 防衛省人事発令 (2013年4月1日閲覧)

外部リンク

• - [陸上自衛隊]] 第30普通科連隊（新発田駐屯地）Twitterアカウント：[@JGSDF_30i_pr

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