第34師団 (日本軍)

第34師団について

第34師団は、日中戦争の戦線拡大に伴い、占領地の警備と治安維持を目的として編成された大日本帝国陸軍の師団です。三単位編制の治安師団の一つとして、その歴史を刻みました。

沿革

1939年2月7日、軍令甲第6号により編成が下令され、大阪の留守第4師団が担当しました。同年3月15日には、大陸命第274号により華中の第11軍戦闘序列に編入され、4月3日に大阪港を出港、13日に漢口に到着し、中国戦線に投入されました。

当初は武漢方面の警備に従事していましたが、同年12月からは南昌に移駐し、同地の警備を担当しました。その間、1940年の宜昌作戦や1941年の錦江作戦などにも参戦しています。

太平洋戦争開戦後も、第11軍隷下として華中に留まり、占領地の警備や治安作戦に携わっていました。しかし、1944年5月からは大陸打通作戦に参戦し、湘桂作戦では長沙や岳麓山の攻略に加わりました。

1945年の芷江作戦にも参加した後、4月18日には大陸命第1310号により支那派遣軍直轄部隊となり、南京方面へ移動中に九江で終戦を迎えました。同年9月16日に浦口付近に集結し、翌1946年1月中旬に浦口を出発、30日に上海に到着し、31日から復員のための帰還輸送が開始されました。

師団概要

歴代師団長

関亀治 中将：1939年3月9日 - 1940年12月2日
大賀茂 中将：1940年12月2日 - 1942年10月8日
秦彦三郎 中将：1942年10月8日 - 1943年3月25日
伴健雄 中将：1943年3月25日 - 終戦

歴代参謀長

佐武勝司 騎兵大佐：1939年3月9日 - 1940年9月28日
桜井徳太郎 大佐：1940年9月28日 - 1941年7月1日
志村文雄 大佐：1941年7月1日 - 1942年7月9日
石川治水 中佐：1942年7月9日 - 1944年8月25日
迫田穣 大佐：1944年8月25日 - 終戦

最終所属部隊

歩兵第216連隊（大阪）：石川明大佐
歩兵第217連隊（大阪）：木佐木清次大佐
歩兵第218連隊（和歌山）：沢多亮大佐
第34師団工兵隊：森山正文大尉
第34師団輜重隊：森三丸大佐
第34師団通信隊：西川浩大尉
第34師団第1野戦病院：高橋新吾軍医少佐
第37師団第2野戦病院：番場新一軍医少佐
第34師団病馬廠：倉田一良獣医大尉

年表

（年表は情報が不足しているため、割愛します。）

脚注

（脚注は情報が不足しているため、割愛します。）

注釈

（注釈は情報が不足しているため、割愛します。）

出典

（出典は情報が不足しているため、割愛します。）

参考文献

外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

関連項目

大日本帝国陸軍師団一覧'>大日本帝国陸軍師団一覧

外部リンク

第３４師団（椿） アジ歴グロッサリー - アジア歴史資料センター

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