第8回日本アカデミー賞

第8回日本アカデミー賞

1985年2月21日、東京プリンスホテルにて第8回日本アカデミー賞の発表・授賞式が執り行われました。このイベントは、日本映画界において最も権威のある賞の一つとして、多くの注目を集めました。司会者には武田鉄矢と高倉美貴が担当し、華やかな式典が演出されました。

受賞結果

最優秀作品賞

• - お葬式

最優秀作品賞には映画『お葬式』が選ばれ、そのユニークなストーリー展開と深いテーマ性が評価されました。

優秀作品賞

以下の作品が優秀作品賞に輝きました：

• - 『おはん』
• - 『瀬戸内少年野球団』
• - 『天国の駅』
• - 『麻雀放浪記』

監督賞

最優秀監督賞には伊丹十三が『お葬式』で選ばれ、優秀監督賞には以下の監督が受賞しました：

• - 市川崑（『おはん』）
• - 篠田正浩（『瀬戸内少年野球団』）
• - 深作欣二（『上海バンスキング』『里見八犬伝』）
• - 和田誠（『麻雀放浪記』）

脚本賞

最優秀脚本賞は伊丹十三が『お葬式』で受賞し、優秀脚本賞に以下の作品が選ばれました：

• - 金子正次、川島透（『チ・ン・ピ・ラ』）
• - 澤井信一郎、和田誠（『麻雀放浪記』）
• - 田村孟（『瀬戸内少年野球団』）
• - 早坂暁（『空海／天国の駅』）

俳優賞

最優秀主演男優賞

• - 山﨑努（『お葬式』、『さらば箱舟』）

優秀主演男優賞

受賞者は以下の通りです：

• - 石坂浩二（『おはん』）
• - 北大路欣也（『空海』）
• - 真田広之（『彩り河』『里見八犬伝』『麻雀放浪記』）
• - 時任三郎（『海燕ジョーの奇跡』『地平線』）

最優秀主演女優賞

• - 吉永小百合（『おはん』『天国の駅』）

優秀主演女優賞

受賞者には以下が揃いました：

• - 夏目雅子（『瀬戸内少年野球団』）
• - 藤谷美和子（『海燕ジョーの奇跡』『地平線』）
• - 松坂慶子（『化粧』『上海バンスキング』）
• - 宮本信子（『お葬式』）

助演男優賞・女優賞

最優秀助演男優賞には高品格（『麻雀放浪記』）が選ばれ、優秀助演男優賞には以下の俳優が受賞しました：

• - 宇崎竜童（『上海バンスキング』）
• - 鹿賀丈史（『麻雀放浪記』）
• - 財津一郎（『お葬式』『蜜月』）
• - 西田敏行（『天国の駅』）

最優秀助演女優賞には菅井きん（『お葬式』『必殺! THE HISSATSU』）が輝き、優秀助演女優賞には以下の女優が選出されました：

• - 大竹しのぶ（『麻雀放浪記』）
• - 大原麗子（『おはん』）
• - 志穂美悦子（『コータローまかりとおる』『上海バンスキング』『ザ・オーディション』）
• - 夏木マリ（『北の螢』『里見八犬伝』）

音楽・技術賞

最優秀音楽賞には池辺晋一郎（『瀬戸内少年野球団』）が選ばれ、優秀音楽賞に以下の作曲家が受賞しました：

• - 宇崎龍童（『海燕ジョーの奇跡』『晴れ、ときどき殺人』）

最優秀撮影賞は宮川一夫（『瀬戸内少年野球団』）が受賞し、優秀撮影賞には安藤庄平（『麻雀放浪記』）が選ばれました。

特別賞

特別賞には、企画賞として角川春樹（『Wの悲劇』）が選ばれ、話題賞の作品部門では『Wの悲劇』、俳優部門では薬師丸ひろ子が受賞しました。

このように、第8回日本アカデミー賞は、映画業界における数々の才能や作品を称え、その重要性を再確認する日となりました。

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