芝久保町

芝久保町（しばくぼちょう）

芝久保町は、東京都西東京市の西部に位置する町で、一丁目から五丁目までが存在します。住居表示が実施されており、郵便番号は188-0014です。

地理

町の大部分は住宅地で、西武新宿線、青梅街道、東京街道によって区域が分けられています。特徴的なのは、青梅街道と東京街道が交わる「橋場」と呼ばれる地点で、現在も橋場交差点として、またバス停名としてその名残をとどめています。

隣接する地域は以下の通りです。

北：東久留米市南町、西原町（新青梅街道を挟む）
東：田無町、南町
南：向台町（石神井川を挟む）
西：小平市花小金井南町、花小金井

河川

石神井川

歴史

江戸時代、この地域は芝久保または芝窪と呼ばれ、元文元年に検地された新田が主でした。文化9年の絵図には、柳久保新田（現在の東久留米市）や野中新田（現在の小平市）と隣接していたことが記されています。

明治時代初期には、立川道を境に北芝久保と南芝久保に分割されました。

1879年（明治12年）：田無村が町制を施行し、神奈川県北多摩郡田無町字北芝久保・字南芝久保となる。
1889年（明治22年）：町村制施行により田無町が単独で町制を維持。大字は設置されず、北芝久保・南芝久保の名称が残る。
1893年（明治26年）：北多摩郡が東京府へ移管され、東京府北多摩郡田無町字北芝久保・字南芝久保となる。
1943年（昭和18年）：東京都制施行により、東京都北多摩郡田無町字北芝久保・字南芝久保となる。
1967年（昭和42年）：田無町が市制施行し、田無市字北芝久保・字南芝久保となる。同年、住居表示の実施に伴い、周辺地域の一部と合わせて南町、本町、西原町が設置される。
1968年（昭和43年）：住居表示実施により、田無市の残存していた北芝久保・南芝久保が統合され、芝久保町が誕生。
2001年（平成13年）：田無市と保谷市の合併により西東京市が発足し、西東京市芝久保町となる。

交通

鉄道

町内には駅はありませんが、西武新宿線が芝久保町一丁目と二丁目の境界を走っています。最寄りの駅は、田無駅または花小金井駅です。

バス

青梅街道を走る西武バス、吉祥寺駅と花小金井駅を結ぶ系統や、関東バスの三鷹駅行きの路線が利用できます。また、西東京市のコミュニティバス「はなバス」も町域を運行しており、地域住民の足として活躍しています。

主要施設

芝久保町には、幼稚園、保育園、郵便局、病院、小学校、図書館、公民館、浄水場、科学館、商業施設など、生活に必要な様々な施設が揃っています。

芝久保町一丁目：田無向ケ丘幼稚園、芝久保保育園、田無芝久保郵便局、マックスバリュ田無芝久保店
芝久保町二丁目：西東京中央総合病院、芝久保二丁目郵便局、田無北芝保育園
芝久保町三丁目：西東京市立芝久保小学校、田無いづみ幼稚園
芝久保町四丁目：田無自動車教習所、田無北芝久保郵便局
* 芝久保町五丁目：西東京市立けやき小学校、西東京市立西原保育園・ひよっこ、西東京市立芝久保図書館・公民館、東京都水道局芝久保浄水場、多摩六都科学館、スカイタワー西東京、ニトリ田無店

地価

2014年の公示地価によれば、芝久保町5-5-9の地点で22万2000円/m2となっています。

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