辰巳 (江東区)

東京都江東区辰巳の詳細情報

概要

辰巳（たつみ）は、東京都江東区の南部に位置する地域で、深川地域に属しています。東京湾の埋立地である7号地と12号地にまたがり、辰巳一丁目、辰巳二丁目、辰巳三丁目から構成されています。この地域は、住居表示が実施されており、計画的に整備された住宅地と、公園、公共施設などが調和した住環境が特徴です。

地理

辰巳は、東京港の埋立地として造成されたエリアであり、一丁目と二丁目は7号地、三丁目は12号地に位置しています。東京湾に面しており、水辺の景観が特徴的です。埋立地であるため、平坦な地形が広がっています。

地価

2024年1月1日時点の公示地価によると、辰巳1-4-8の地点で住宅地の地価は55万5000円/m2となっています。これは、都心に比較的近い立地と、良好な住環境が評価されているためと考えられます。

歴史

辰巳一丁目と二丁目は、1968年（昭和43年）4月1日に住居表示が実施されました。一方、辰巳三丁目は1976年（昭和51年）に成立し、2009年（平成21年）11月1日に住居表示が実施されました。このことから、辰巳地区は段階的に整備が進められてきたことがわかります。

地名の由来

辰巳という地名は、皇居から見て南東の方角（辰巳の方角）に位置することに由来します。また、江戸時代には、現在の門前仲町周辺の深川地域が「辰巳」と呼ばれており、「辰巳芸者」などの言葉も使われていました。この歴史的な背景が、現在の辰巳という地名に繋がっています。

沿革

1926年（大正15年）2月：隅田川改良工事による埋立許可が下り、東京港埋立7号地が造成開始。
1936年（昭和11年）12月：辰巳橋が竣工し、東雲、豊洲地区と接続。
1968年（昭和43年）4月1日：辰巳一・二丁目に住居表示が実施。
1976年（昭和51年）：辰巳三丁目が成立。
1978年（昭和53年）：東京港港湾計画による東京港埋立12号地が竣工。
2009年（平成21年）11月1日：辰巳三丁目の住居表示を実施。

これらの沿革から、辰巳地区は、埋立工事から始まり、段階的に開発が進められてきたことが分かります。

世帯数と人口

2023年1月1日現在の東京都の発表によると、辰巳地区の世帯数と人口は以下の通りです。詳細な数値は省略しますが、近年、人口が増加傾向にあることが推測されます。

学区

江東区立の小中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります（2023年4月時点）。具体的な学区については、最新の情報を江東区の公式サイト等で確認してください。

交通

鉄道

東京メトロ有楽町線：辰巳駅

辰巳駅は、都心へのアクセスが便利な駅として、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

路線バス

都営バスの以下の系統が運行しています。

錦13乙系統：東陽三丁目経由・錦糸町駅行
門19系統：豊洲一丁目経由・門前仲町行
江東区コミュニティバス「しおかぜ」：潮見駅・木場駅行

これらのバス路線は、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。

道路

国道357号東京湾岸道路
首都高速湾岸線
三ツ目通り
首都高速9号深川線（最寄りの出入口：新木場出入口、有明出入口）

辰巳地区は、これらの道路網により、自動車でのアクセスも良好です。

事業所

2021年（令和3年）の経済センサス調査によると、辰巳地区の事業所数と従業員数は以下の通りです。詳細な数値は省略しますが、近年、事業所数、従業員数ともに増加傾向にあることが推測されます。

施設

辰巳地区には、以下の様な教育施設、公共施設、公園、企業施設などがあります。

江東区立辰巳小学校
江東区立第二辰巳小学校
江東区立辰巳中学校
辰巳一丁目アパート：大規模な団地で、建替事業が進められています。
WOWOW放送センター
辰巳の森緑道公園：桜の名所として知られています。
辰巳の森海浜公園
東京アクアティクスセンター
東京辰巳国際水泳場
日本赤十字社辰巳ビル
日本赤十字社血液事業本部
東京都赤十字血液センター
東京湾岸警察署辰巳交番
日本空手道会館（全日本空手道連盟）

これらの施設は、地域住民の生活や文化を支える上で重要な役割を果たしています。

その他

郵便番号：135-0053（集配局：深川郵便局）

関連項目

辰巳 (曖昧さ回避)

まとめ

辰巳は、東京湾の埋立地に位置し、計画的に整備された住宅地と、公園や公共施設が調和した地域です。交通アクセスも良好で、都心への通勤・通学にも便利です。また、水辺の景観や豊かな自然も魅力の一つであり、多くの人々が生活しています。今後も、都心に近い住みやすいエリアとして発展していくことが期待されます。

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