里公文

里公文（さとくもん）

岡山県津山市に属する地域の一つで、郵便番号は709-4625です。

地理

里公文は、かつて存在した倭文中村の北東に位置しています。その周囲は複数の地域と境界を接しており、北側は一色および南方中、南側は油木北および油木下と隣り合っています。また、東側は神代、桑上、福田下と、西側および北西方向の一部は同じ津山市内の里公文上と接しています。このように、里公文は周囲を多くの地域に囲まれた複雑な境界線を持つ地域と言えます。

歴史

里公文の歴史は、明治時代に遡ります。明治14年（1881年）、当時の里公文中村と里公文下村が合併し、里公文村が成立しました。その後、明治22年（1889年）6月1日の町村制施行に伴い、久米北条郡に属していた里公文村は、里公文上村、油木上村、油木北村、油木下村とともに合併し、新たな自治体である倭文中村の一部となりました。この際に、里公文村は大字としての「里公文」となりました。

明治33年（1900年）4月1日には、郡の再編が行われ、久米北条郡が久米南条郡と合併して久米郡が発足しました。これにより、倭文中村も久米郡に属することとなります。

さらに、昭和15年（1940年）9月1日には、久米郡内の倭文東村と倭文中村が合併し、改めて「倭文村」が誕生しました。里公文はこの倭文村の一部として引き継がれます。

第二次世界大戦後の昭和30年（1955年）1月1日、倭文村は隣接する大井町および久米村と合併し、新たな町制を敷いた「久米町」が成立しました。里公文は久米町の大字として存続します。

そして、平成17年（2005年）2月28日、久米町は周辺の自治体である苫田郡加茂町、阿波村、勝田郡勝北町と共に、津山市に編入されました。これをもって、里公文は現在の岡山県津山市の一部となり、現在に至っています。

交通

里公文地域には、幹線道路として以下の路線が通っています。

国道429号
岡山県道455号小山桑上線

特筆すべき点として、岡山県道455号は、その名称に「桑上」を含んでいますが、現在は里公文がその終点となっています。しかしながら、県道の正式な名称は変更されていません。

施設

地域内には、住民の生活を支える公共施設などが存在します。主要な施設としては以下のものが挙げられます。

津山市役所久米支所倭文分所
津山市立倭文保育所
* 倭文診療所

これらの施設は、地域住民にとって行政サービスや子育て支援、医療の拠点となっています。

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