金沢寿一

金沢寿一

金沢寿一氏は、日本の男性ナレーター、俳優、声優として、テレビ、映画、アニメ、舞台など、多岐にわたるメディアで活躍するベテランです。1950年1月20日に東京都で生まれました。現在は株式会社ビートワンに所属しており、同社の代表も務めています。体重は67kgです。

経歴

金沢氏のキャリアは、演劇の基礎を学ぶために劇団青年座養成所に入所したことから始まりました。養成所を修了した後、東京俳優生活協同組合（俳協）やシグマ・セブンといった、声優・俳優業界で名だたる事務所に所属し、着実に経験と実績を積み重ねていきました。そして2003年、独立という道を選び、自身の活動の場として株式会社ビートワンを設立。現在も同社の代表取締役として、プレイヤーとしてだけでなく、経営者としても業界に関わっています。

人物

多忙な仕事の傍ら、趣味の時間も大切にしています。特にゴルフとウィンドサーフィンを好んでおり、アクティブな一面も持っています。

主な活動と作品

金沢氏は、その低く落ち着いた声質から、テレビ番組のナレーションを中心に数多くの作品に携わっています。また、俳優、声優としても多様な役柄を演じてきました。

ナレーション

長期間にわたり担当したことで特に知られているのが、テレビ東京系列で放送されていた経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト」です。1998年4月から2014年3月までの16年間、番組の顔とも言えるナレーションを務め、経済の動向を視聴者に分かりやすく伝えました。

他にも、以下のような番組でナレーションを担当しています。

水曜ノンフィクション（TBS、不定期）
カツケン 勝間経済研究所（BSジャパン、オープニング部分）
なるほど!ハイスクール（日本テレビ、2011年9月まで）
くらべるくらべらー（毎日放送、2010年11月 - 2011年7月）

テレビドラマ

俳優としては、時代劇から現代劇、特撮まで幅広いジャンルのテレビドラマに出演しています。

伝七捕物帳 第115話「同祖神は何を見た」（1976年、NTV）
帝銀事件 大量殺人・獄中32年の死刑囚（1980年、ANB）
ウルトラマン80（ムーンセレナーデ号航空士 役）
真田太平記
ザ・ハングマン シリーズ
じゃあまん探偵団 魔隣組（悪役「ジゴマ」の声）
大河ドラマ シリーズ
獅子の時代（徳川海軍兵士 役）
峠の群像（侍 役）
徳川家康（大野道犬 役）
松本清張特別企画・危険な斜面（2000年、TBS）

テレビアニメ

声優としても多数のアニメ作品に参加しています。特に1970年代後半から1980年代にかけて、多くのロボットアニメやSFアニメで脇を固めるキャラクターの声を担当しました。

1978年
ペリーヌ物語
無敵鋼人ダイターン3（警官、航海士、ソルジャーA、所員B ほか）
1980年
スーキャット（大虎 役）
釣りキチ三平（釣り人C 役）
伝説巨神イデオン（兵士、管制官 ほか）
マリンスノーの伝説（所員B 役）
1981年
あしたのジョー2
銀河旋風ブライガー（ジム 役）
1982年
銀河烈風バクシンガー（エルン・バイスト 役）
1983年
亜空大作戦スラングル（将軍、クライム・ボス〈20話〉、ガソリン総司令 ほか）
まんが日本史（足利直義 役）
1984年
機甲界ガリアン（リーベン 役）
超攻速ガルビオン（ドン・ジュリアス 役）
ビデオ戦士レザリオン（ストレート中佐 役）
1987年
シティーハンター（男C 役）
2000年
週刊ストーリーランド（黒木智明 役）

劇場版アニメ

機動戦士ガンダム（1980年、メカマン 役）
フリテンくん（1981年）
キャプテン翼 危うし! 全日本Jr.（1985年、北詰 役）

ラジオ

お話でてこい（NHKラジオ第2放送）

その他

こどもにんぎょう劇場「コルニーユ親方のひみつ」
* 朗読劇・北越雪譜（1974年、小津美和子・松村彦次郎 演出）

長年にわたり第一線で活躍し、その落ち着いた声と確かな演技力で数多くの作品に貢献してきた金沢寿一氏。現在は自身の会社経営も手掛けるなど、活動の幅を広げています。

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