青山町 (薩摩川内市)

鹿児島県薩摩川内市青山町

青山町は、鹿児島県薩摩川内市の本土側西南部、隈之城川支流の木場谷川流域に位置する町です。郵便番号は895-0044で、2020年10月1日現在の人口は967人、世帯数は404世帯となっています。

地理

薩摩川内市の西南部、木場谷川の流域に位置し、北には宮里町や隈之城町、南から西にかけてはいちき串木野市荒川、南から東にかけては都町、西には高江町、東には中福良町と隣接しています。町域の南端部を鹿児島県道313号荒川川内線が東西に走り、その沿線から丘陵斜面にかけて、木場谷、青山、乗越、高貫、堀之内の5つの集落が点在しています。東部には薩摩川内市立青山幼稚園や青山保育園、川内地域職業訓練センターなどの公共施設があります。

字名の由来

「青山町」という地名は、旧薩摩郡川内町大字西手の小字「青山」に由来します。

歴史

前史

この地域の「青山」という地名は、戦国時代に「青山名」として記録に登場します。天正2年（1574年）の「上井覚兼日記」には既にその名が見られます。近世には隈之城の西手村の字となり、1940年に大字西手から分割されるまで、村や大字としての青山という地名は現れませんでした。戦国時代の青山名の区域は、後の隈之城村大字西手字青山の区域に相当します。

成立以降

1940年（昭和15年）2月10日、鹿児島県告示により、薩摩郡川内町大字西手の字船田、下島田などを含む広大な区域が「青山町」として新設されました。翌日の2月11日には川内町が市制を施行し、川内市となりました。1993年（平成5年）には都町の一部が青山町に編入されるなどの境界変更があり、2004年（平成16年）10月12日には川内市を含む周辺の市町村が合併し、薩摩川内市が誕生しました。この合併の際、町名や字名は現行通りとされ、青山町は薩摩川内市の一地域として存続しています。

字域の変遷

詳細な字域の変遷については、上記成立以降の歴史を参照してください。

人口

国勢調査に基づく小地域集計によると、1995年以降の人口推移は以下の通りです。

（具体的な人口データは省略。国勢調査のデータをご参照ください）

施設

公共

川内地域職業訓練センター

教育

青山幼稚園
青山保育園

寺社

松尾神社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区については、薩摩川内市の教育委員会が定める規定によります。

交通

鉄道

町域内には鉄道は通っていません。最寄りの駅は隈之城駅です。

道路

一般国道：南九州西回り自動車道（国道3号バイパス）
一般県道：鹿児島県道313号荒川川内線

脚注

（脚注の内容は省略）

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
“令和2年度薩摩川内市の教育” (PDF). 薩摩川内市教育委員会. 2020年8月9日閲覧。

関連項目

* 青山町 (曖昧さ回避)

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