饒河県

饒河県（じょうが-けん）

饒河県は、中華人民共和国黒竜江省双鴨山市に位置する県であり、国家級貧困県に指定されています。県人民政府は饒河鎮に所在します。

地理

県の東部にはアムール川（黒竜江）の支流であるウスリー川（烏蘇里江）が流れ、対岸はロシア連邦ハバロフスク地方ビキンスク地区と接しています。また、北部ではジャムス市撫遠市と隣接しています。

歴史

県名は、県内を流れる饒力河に由来します。饒力河は明代には諾雷河・諾羅河とも表記され、満州語で「鳥の多い場所」を意味するノロが転訛したものです。

歴史を遡ると、周代には粛慎、前漢から西晋にかけては挹婁の居住地であり、唐代には渤海の勢力下に置かれました。金代には上京恤品路、元代には水達達路、明代には奴児干都司の管轄とされました。

清代初期は寧古塔将軍三姓副都統の管轄でしたが、1908年（光緒34年）に新設された密山府に移管され、1909年（宣統元年）6月2日に饒河県が新設されました。その後、1960年1月7日に虎林県と合併して虎饒県となり一時消滅しましたが、1964年10月10日に虎饒県の分割により再設置されました。

行政区画

饒河県は、以下の4鎮、4郷、1民族郷を管轄しています。

鎮：饒河鎮、小佳河鎮、西豊鎮、五林洞鎮
郷：西林子郷、大佳河郷、山里郷、大通河郷
民族郷：四排ホジェン族郷

交通

饒河県内の主要な道路は以下の通りです。

省道210号線
省道211号線
省道307号線

健康・医療・衛生

県内には以下の医療機関があります。

饒河県人民医院

また、国境には以下の検問所があります。

饒河口岸

その他

饒河県に関連する情報として、以下のようなものがあります。

食文化: 酸菜、ハルビンビール、東北菜
地理: アムール川（黒竜江）、松花江、松嫩平原、小興安嶺山脈、亜寒帯冬季少雨気候
歴史: 闖関東
その他: 大連市を除く'>[在瀋陽日本国総領事館]]（管轄区域：遼寧省]・[[吉林省・黒竜江省）

外部リンク

* 饒河県人民政府

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