駒井野

駒井野（こまいの）

駒井野は、千葉県成田市の南東部に位置する大字で、遠山地区に属しています。郵便番号は、成田国際空港内が282-0021、その他地域が286-0121です。

地理

周辺は小菅、長田、堀之内、取香、古込、天浪、大清水と隣接しており、東西には京成本線が通っていますが、区域内に駅はありません。ただし、京成本線と京成東成田線の分岐点である駒井野信号場は、隣接する取香に位置しています。

特筆すべきは、南東部が成田国際空港（旧新東京国際空港）の敷地の一部となっており、A滑走路の滑走路端（16R）や誘導路など、空港の重要な施設が設置されている点です。

歴史

駒井野は、古くから人々の生活の場でした。旧石器時代終末の細石器が出土した駒井野荒追遺跡や台ノ田遺跡からは、縄文時代の陥穴が多数発見されており、この地が古代から人々に利用されてきたことを物語っています。

中世には下総国遠山方御厨の一部であり、字郷中には駒井野城跡が残っています。江戸時代には皆川藩領、後に佐倉藩領となり、農業を営む「古村」として発展しました。成田市に編入される前は、下埴生郡遠山村、駒井野村に属していました。

また、成田空港建設時には、三里塚闘争（成田空港問題）の舞台となり、団結小屋が設置されました。空港予定地の代執行では、強固に構築された団結小屋（いわゆる「砦」）を巡り激しい攻防が繰り広げられました。一坪共有地も発生し、解決に向けた裁判が行われるなど、この地域の歴史に大きな影響を与えました。

世帯数と人口

2017年10月31日時点での世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数:（データは未提供）
人口: （データは未提供）

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

小学校：（データは未提供）
中学校：（データは未提供）

施設

駒井野には、以下のような施設があります。

成田国際空港
成田市さくらの山
日本近代文学館 成田分館
成田空港交通本社
東京税関成田航空貨物出張所
マロウドインターナショナルホテル成田
取香川

交通

道路

国道295号（空港通り）：小菅、取香方面へ接続
千葉県道44号成田小見川鹿島港線：小菅、取香方面へ接続

バス

ジェイアールバス関東（東関東支店）多古本線
八日市場駅～多古台バスターミナル～成田空港～成田駅を結ぶ路線
（法華塚（小菅）） - さくらの山公園 - （遠山農協前（大清水））などの停留所があります。
成田市コミュニティバス（千葉交通運行）津富浦ルート
成井回転場～津富浦～保健福祉館、大栄支所～奈土～前林小学校～保健福祉館を結ぶ路線
（新取香橋（取香）） - 駒井野 - さくらの山公園 - （吉倉共同利用施設（吉倉））などの停留所があります。
成田空港交通・さくらの山線
成田空港～さくらの山、さくらの山→バンテックを結ぶ路線
（成田空港第2ターミナル（古込）） - さくらの山公園などの停留所があります。
さくらの山公園
さくらの山公園 - （住宅入口（三里塚））などの停留所があります。
成田サークルバス（千葉交通）
マロウドインターナショナルホテル～京成成田駅～マロウドインターナショナルホテルを結ぶ路線
マロウドインターナショナルホテル成田 - （成田東武ホテルエアポート（取香））などの停留所があります。

※各路線とも本数は1日数本のため注意が必要です。

脚注

（データ未提供）

関連項目

水野葉舟: 三千坪の畑地を購入し、妻子とともに半農生活を送った人物。
* 水野清: 水野葉舟の次男で、国会議員。

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