1140年

1140年は、ユリウス暦における閏年です。この年は、様々な紀年法が用いられており、干支では庚申、日本では保延6年、皇紀1800年、中国では南宋の紹興10年、金では天眷3年、西夏では大慶元年、西遼では康国7年、朝鮮では檀紀3473年、ベトナムでは李朝の紹明3年、大定元年、仏滅紀元では1682年から1683年、イスラム暦では535年から536年、ユダヤ暦では4900年から4901年にあたります。

出来事

この年には、以下のような出来事がありました。

フランスの神学者ピエール・アベラールが、再び異端と宣告されました。アベラールは、その神学的な見解から、当時、教会と対立していました。
スコットランド王のデイヴィッド1世が、イングランドよりカーライルの貨幣鋳造所を支配下に納め、スコットランドで初めてコインを製造しました。これにより、スコットランドの経済が発展することになりました。
西行が23歳で出家しました。西行は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した歌人であり、仏教への深い理解から、多くの人々に影響を与えました。

誕生

この年には、以下のような人物が誕生しました。

10月14日（保延6年9月2日） - 重仁親王：平安時代の皇族。後白河天皇の異母弟。
慶円：平安時代、鎌倉時代の僧。
辛棄疾：金、南宋の政治家、文人。詞人としても著名で、豪放な作風で知られています。
能円：平安時代、鎌倉時代の僧。
藤原多子：平安時代、鎌倉時代の皇族。近衛天皇の后。
三善康信：平安時代、鎌倉時代の公家。鎌倉幕府の訴訟制度の確立に貢献しました。
ピエール・ヴァルド：フランスの宗教家、ヴァルド派の始祖。教会批判を行い、独自の宗教運動を起こしました。

死去

この年には、以下のような人物が亡くなりました。

10月27日（保延6年9月15日） - 覚猷：平安時代の天台宗の僧。通称鳥羽僧正。鳥羽上皇の信任を得ていました。
楊再興：南宋の武将。岳飛の部将として活躍し、金軍との戦いで戦死しました。
李綱：南宋の宰相。靖康の変後、南宋を樹立した高宗を補佐しました。

関連項目

年の一覧
年表
年表一覧

もう一度検索