2008年の日本競馬

2008年の日本競馬

2008年（平成20年）の日本競馬界は、数多くの出来事や記録が生まれた一年でした。本記事では、その highlights を詳細に振り返ります。

1月

11日: 帯広競馬で競走馬から禁止薬物「カフェイン」が検出された問題で、帯広市が調教師に処分を科しました。
20日: 中山競馬で競走馬が発馬機内で膠着し競走中止となるハプニングが発生しました。
22日: 2009年のJBCクラシックおよびJBCスプリントが名古屋競馬場で開催されることが発表されました。
25日: 船橋競馬で1位入線馬から禁止薬物「プロカイン」が検出され、千葉県競馬組合が同馬を失格とし、警察に通報しました。
27日: 藤田伸二騎手がJRA史上16人目となる通算1万1000回騎乗を達成しました。

2月

3日: 東京競馬が降雪のため開催中止となり、代替競馬が4日に実施されました。京都競馬も降雪の影響で一部変更が行われました。
9日: 京都競馬が降雪のため第3競走以降を取りやめ。続行競馬は11日に出馬投票をやり直した上実施。
10日: 東京競馬は前日からの降雪で開催中止。代替競馬は11日に出馬投票をやり直さずに実施。
14日: JRAが2008年度の新規騎手および調教師試験の合格者を発表。内田博幸騎手、鷹野宏史騎手らが合格しました。
17日: 小島太一騎手が調整ルームで寝過ごし騎手変更となるアクシデントがありました。ばんえい競馬では、出走予定だった競走馬が許可されていない飼料添加物を使用したとして競走除外となりました。
18日: 競馬専門紙『ホースニュース・馬』が経営難により休刊しました。
24日: 京都競馬は降雪の影響により、電話投票による早朝発売及び障害競走の中止などの変更を実施。

3月

4日: アドマイヤキッスが腸捻転のため急死しました。
9日: サンアディユが急性心不全のため死亡しました。中京競馬で三連単配当が中京競馬史上最高を記録しました。
15日: 横山典弘騎手がJRA史上7人目となる通算1万3000回騎乗を達成しました。
16日: 中山競馬で5頭が落馬するアクシデントが発生。中山競馬第12競走で大波乱となり、高額配当が続出しました。
27日: 中山グランドジャンプで4連覇を目指していたカラジが屈腱炎を発症し引退しました。
29日: 浦和競馬に出走した競走馬から禁止薬物「カフェイン」が検出され、埼玉県浦和競馬組合は同馬を失格、30日間の出走停止にすると同時に競馬法違反の疑いで埼玉県警浦和署に通報。

4月

1日: 帯広競馬場で馬ふん不法投棄問題が発生し、関係者が処分されました。
13日: 桜花賞で三連単配当が700万2920円となり、重賞競走高額配当となりました。
16日: 盛岡競馬で禁止薬物「クレンブテロール」が検出され、岩手県競馬組合は同馬を失格、出走停止30日の処分を行うと同時に競馬法違反で岩手県警に通報。

5月

7日: 船橋競馬で禁止薬物「プロカイン」が検出された事件で、管理調教師が逮捕されました。
10日: 武豊騎手が史上初となる京都競馬場での通算1000勝を達成しました。
18日: ホッカイドウ競馬で禁止薬物「フェニルピラゾロン誘導体」が検出され、北海道競馬事務所は同馬を失格及び賞金返還、30日間の出走停止処分にすると同時に競馬法違反の疑いがあるとして北海道警札幌中央署に通報。
25日: オークスでトールポピーが1着となりましたが、池添謙一騎手が斜行により騎乗停止処分を受けました。

6月

1日: 四位洋文騎手が日本ダービーを連覇しました。
9日: JRAが新馬戦競走に『メイクデビュー』という愛称を付けることを発表しました。
15日: 横山典弘騎手が重賞100勝を達成しました。
17日: エリザベスクィーンがデビューからの連敗記録を更新しました。
18日: ユキチャンが白毛馬として史上初の重賞制覇を達成しました。
23日: 船橋競馬場の厩舎から火災が発生し、競走馬など9頭が焼死しました。
30日: JRAが三連単の全レース発売を発表し、岩手県競馬組合も同様に発表しました。

7月

5日: コアレスベクターが競走中に急性心不全を発症し死亡しました。大井競馬で禁止薬物「プロカイン」が検出されました。
26日: 中舘英二騎手がJRA史上5人目となる通算1万4000回騎乗を達成。小倉競馬で三連単の高額配当を記録する一方、新潟競馬では三連単の最低払戻金を更新しました。
28日: JRAが中京競馬場の施設改修工事を発表しました。
29日: エリザベスクィーンが連敗記録をストップしました。

8月

1日: 元調教師の舘保昌に対し、千葉県競馬組合が競馬関与停止処分を課しました。
6日: 元JRA調教師の浅見国一が中央競馬の馬主登録審査に合格しました。
24日: 三浦皇成騎手が新人騎手最速記録となる通算50勝目を達成しました。
26日: 浦和競馬で三連単の高額配当を記録しました。

9月

1日: JRAが三連単の全レース発売を継続すると発表しました。
6日: 新潟競馬で複勝式の高額配当を記録しました。
7日: 小倉競馬で三連単の高額配当を記録しました。
21日: 中山競馬でリノーンリーズンが疾病を発症し死亡、落馬事故も発生しました。
28日: 福永祐一騎手がJRA通算勝利数で父・福永洋一を超えました。

10月

5日: 凱旋門賞でメイショウサムソンが10着に敗れました。
16日: 旭川競馬場が閉場しました。
19日: 秋華賞で三連単の高額配当を記録しました。
21日: アドマイヤジュピタが現役引退を発表しました。
25日: 三浦皇成騎手が新人最多勝利記録を更新しました。
26日: オウケンブルースリが菊花賞を制覇しました。
30日: ローブデコルテが競走馬登録を抹消されました。

11月

2日: 武豊騎手が天皇賞通算勝利数を更新しました。
4日: ドリームパスポートが現役引退しました。
5日: チャクラが現役引退しました。
9日: 騎手OBによる「第2回ジョッキーマスターズ」が行われました。
13日: ヤマニンアラバスタが現役引退しました。
18日: JRAが2009年度の競馬開催日程を発表しました。
19日: ヒシアケボノが急病のため逝去。チョウサンが安楽死措置となりました。
22日: 東京競馬で三連単の高額配当を記録しました。門別競馬で禁止薬物が検出されました。
23日: 京都競馬で落馬事故が発生し、武豊騎手が重傷を負いました。
26日: アイポッパーが安楽死措置となりました。
30日: 水沢競馬で多重落馬事故が発生しました。

12月

6日: クリーンがJRA史上最高馬体重勝利記録を更新しました。
16日: サイレントディールが競走馬登録を抹消されました。
18日: 角田輝也調教師が年間最多勝記録を更新しました。
25日: 大井競馬で三連単の高額配当を記録しました。
28日: ダイワスカーレットが有馬記念を制覇。三連単馬券は有馬記念史上最高配当となりました。
31日: 大井競馬で禁止薬物が検出された件で、調教師が処分を受けました。

主な重賞競走の変更点

ガーネットステークスの廃止
カペラステークスの新設
フェアリーステークスの休止
ジャパンカップダートの開催地変更
中日新聞杯を父内国産馬限定競走から混合競走に変更

表彰

JRA賞、NARグランプリなどが発表され、競走馬、騎手、調教師などが表彰されました。

通算勝利数の記録

騎手、調教師の通算勝利数に関する記録が更新されました。

引退馬

グレイトジャーニー、シーキングザダイヤ、コイウタ、フサイチリシャールなど、数多くの競走馬が引退しました。

物故

田口鋹雄、坂本敏美、渡邊五郎、大場博など、競馬関係者が亡くなりました。

2008年の日本競馬は、記録更新やアクシデント、薬物問題など、様々な出来事があった一年でした。これらの出来事は、今後の競馬界に大きな影響を与えることでしょう。

もう一度検索