2022年のNBAオールスターゲーム

2022年NBAオールスターゲーム：詳細レポート

2022年のNBAオールスターゲームは、2022年2月20日（日本時間21日）にオハイオ州クリーブランドのロケット・モーゲージ・フィールドハウスで開催された、第71回NBAオールスターゲームです。この記念すべき大会は、2021-22シーズン中に行われ、世界中のバスケットボールファンが注目しました。

試合概要

チームキャプテンには、リーグを代表するスーパースターであるレブロン・ジェームズとケビン・デュラントが選ばれました。試合は激しい攻防の末、163-160でチーム・レブロンが勝利。これでチーム・レブロンは5年連続の勝利となりました。特に注目すべきは、ステフィン・カリーの活躍です。カリーはオールスター記録となる16本の3ポイントシュートを沈め、歴代2位の50得点を記録。見事、NBAオールスターゲームコービー・ブライアント最優秀選手賞を初受賞しました。

クリーブランドでオールスターゲームが開催されるのは、今回で3回目。前回は1997年で、当時アリーナはガンド・アリーナとして知られていました。

コーチと選出選手

チーム・レブロンのヘッドコーチには、フェニックス・サンズのモンティ・ウィリアムズが、チーム・デュラントのヘッドコーチには、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラが選ばれました。

オールスターゲームの選出方法は、昨年と同様にファン投票とメディア投票によって決定されます。ファンはNBA公式サイトとTwitterから毎日投票でき、スターターの選出はファン、メディア投票、そして現役NBA選手の投票によって行われます。ファン投票が総数の50％を占め、NBA選手とメディア投票がそれぞれ25％を占める仕組みです。各カンファレンスで累積投票総数が最も多かった2人のガードと3人のフロントコートプレイヤーがスターターに選ばれ、各カンファレンスで最も投票数が多かった2人のプレーヤーがチームキャプテンに選ばれます。

2022年1月27日には、オールスターゲームのスターティングメンバーが発表されました。東地区からは、アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングとシカゴ・ブルズのデマー・デローザンがバックコートのスターターに選ばれました。フロントコートは、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラント、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ、フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードがスターターに選ばれました。デュラントは2年連続でイーストの最多投票を獲得し、キャプテンに選ばれています。

西地区からは、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントとゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーがバックコートのスターターに選ばれました。フロントコートは、ゴールデンステート・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズ、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選ばれました。ウィギンズは8シーズン目にしてスターターに選ばれた3人目の選手であり、近代ドラフト時代（1966年以降）の全体1位指名選手としては初めて、8年目以降のシーズンでオールスターに初選出された選手となりました。

ドラフトとラインナップ

オールスタードラフトは日本時間2月11日に行われました。キャプテンは昨年と同じくレブロン・ジェームズとケビン・デュラント。それぞれオールスターのスターター（先発）を1巡目、リザーブ選手を2巡目で交互に指名していき、チームを編成します。キャプテンは所属カンファレンス不問で選手を指名することができます。デュラントが怪我により不出場となったため、コミッショナーが代役としてラメロ・ボールを指名し、空いたスターターの枠にはジェイソン・テイタムが昇格しました。

オールスターウィークエンド

オールスターウィークエンドは、オールスターゲーム本戦以外にも様々なイベントが開催され、ファンを楽しませました。

セレブリティゲーム

Rufflesが提供する2022年のNBAオールスターセレブリティゲームは、2022年2月18日 (金) にオハイオ州クリーブランドのウォルスタイン・センターで行われました。ヘッドコーチには、NBAレジェンドのビル・ウォルトンとドミニク・ウィルキンスが務めました。

NBA HBCUクラシック

2月19日にクリーブランドのウォルスタイン・センターで行われたハワード大学バイソン対モーガン州立大学ベアーズのカレッジバスケットボールの試合は、第1回NBA HBCUクラシックとして開催されました。NBAとAT&Tはそれぞれのチーム競技部に10万ドルを寄付し、試合はTNTとESPN2によって同時中継されました。

ライジングスターズ新形式

昨年まで1年目と2年目選手のオールスターゲームであるライジング・スターズ・チャレンジはワールドチームとUSAチームに分かれての対戦でしたが、今年から1年目と2年目の選手、そして新たに、NBAGリーグ・イグナイトの選手からも選ばれ、4チーム、3試合制の形式となりました。NBAチームに在籍する1年目と2年目の選手がそれぞれ12名、Gリーグ・イグナイトから4名が選ばれ、計28名で4チームを構成。リック・バリー、アイザイア・トーマス、ゲイリー・ペイトン、ジェームズ・ウォージーの元NBA選手4人がドラフト形式でそれぞれ7名ずつを指名してチームを作り、自らがヘッドコーチとして指揮を執りました。

まとめ

2022年のNBAオールスターゲームは、数々の記録が生まれた記憶に残る大会となりました。ステフィン・カリーのMVP受賞、レブロン・ジェームズ率いるチームの勝利、そしてオールスターウィークエンドの様々なイベントなど、多くの見所がありました。次回のオールスターゲームも楽しみです。

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