832年

西暦832年は、ユリウス暦における閏年です。この年、世界各地では様々な出来事が起こりました。

各地の紀年法

干支：壬子（みずのえね）
日本：天長9年、皇紀1492年
中国：唐 - 大和6年
中国周辺：渤海 - 咸和2年、南詔 - 保和9年
朝鮮：新羅 - 興徳王7年、檀紀3165年

832年のカレンダー

832年のカレンダーはユリウス暦に基づいています。

できごと

この年には、以下のような出来事が記録されています。

5月：播磨国（現在の兵庫県南部）で、明石魚住泊が造られました。これは、当時の交通・物流において重要な役割を果たした港湾施設であったと考えられます。
7月:伊予国（現在の愛媛県）の守護である河野息利（かわのやすとし）に、子息の息方（やすかた）が誕生しました。この出来事は、石手寺という寺院に関連して記録されています。
1[[2月]]：全国の正税の未納分について、公廨（こうがい）の利稲の1割を使い、毎年国司が補填するという制度が設けられました。この措置は、税収の安定化を図るためのものであったと考えられます。

誕生

大蔵善行：平安時代の学者として知られています。（没年：921[[年]]?）
聖宝：平安時代初期の真言宗の僧です。（没年：909[[年]]）

死去

サマラトゥンガ王：ジャワのシャイレーンドラ朝の王です。（生年不明）

その他

この年は、日本においては平安時代初期にあたり、政治や文化の面で重要な動きが見られた時期です。また、東アジア各地でも様々な出来事が起こり、歴史の転換期を迎えていたことが伺えます。

関連項目

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