W61CA:カシオが手掛けた高機能au携帯電話
W61CAは、
カシオ計算機(現・NECカシオ モバイルコミュニケーションズ)が開発し、
KDDIおよび
沖縄セルラー電話からauブランドで発売された
携帯電話です。この端末は、大ヒットモデルとなった
W52CAとEXILIMケータイの
W53CAの良いところを組み合わせた、まさにハイブリッドなモデルと言えるでしょう。
デザインと機能の融合
W61CAは、背面デザインに
W52CAを踏襲しつつ、
W53CAと同等の515万画素AF付きカメラを搭載しています。防水性能も
W52CAから引き継がれており、水回りでの利用も安心です。また、
W53CAでは非搭載だった
ワンセグ機能も復活し、場所を選ばずにテレビ番組を楽しめます。画面解像度は
W53CAのワイドVGAからワイドQVGAに変更されましたが、
W51CAで好評だった「ステップキー」を採用し、操作性が向上しています。
カシオらしさの追求
カシオ製端末の象徴とも言えるアデリーペンギンにも対応しており、カシオファンには嬉しいポイントです。プラットフォームには「
KCP+」やEV-DO Rev.Aは搭載されていませんが、既存のWIN対応端末としてはハイスペックな部類に入ります。また、カシオ製端末としては初の4色カラーバリエーションが登場し、ユーザーの好みに合わせた選択が可能です。なお、本機はカシオ製au端末としては最後の「
KCP」、およびEV-DO Rev.0(Rel.0)対応端末となりました。
発売とその後
2008年1月28日に
KDDI、
カシオ計算機、
カシオ日立モバイルコミュニケーションズから公式発表され、
2008年2月1日に全国で一斉発売されました。ただし、ローブホワイトのみ発売が遅れ、同年2月26日に沖縄地区、27日に北陸地区、そして28日にその他の地域で発売されました。修理受付は2014年
3月31日に終了しています。
多彩な対応サービス
W61CAは、様々なサービスに対応していました。
これらのサービスに加え、その他多くの機能が搭載され、当時の
携帯電話としては非常に多機能な端末でした。
関連機種
- - W41CA: アデリーペンギンの待受を初めて搭載した機種。
- - W52CA: W61CAのデザインや防水性能のベースとなった機種。
- - W53CA: カメラ機能のベースとなった機種。EXILIMケータイの愛称で知られる。
- - W62SA: 同時期に発表された防水ケータイ。
- - CA007: W61CAの後継機種で、アデリーペンギンが搭載されている。
外部リンク
W61CAは、カシオの技術力とデザインセンスが光る一台であり、多くのユーザーに愛された
携帯電話でした。