COVERS (ジェロのアルバム)

ジェロの『COVERS』シリーズは、昭和歌謡を現代に蘇らせる、意欲的なカバーアルバムです。2008年から2013年まで、約1年おきにリリースされ、各作品ごとに異なるテーマや選曲で、多くの音楽ファンを魅了しました。

COVERS

シリーズの出発点となった本作は、CD＋DVD、CD、カセットテープの3形態で発売されました。カセットテープ版には、「氷雨」のオリジナル・カラオケが収録されています。収録曲は以下の通りです。

氷雨 (1977年 佳山明生)
君恋し (1928年 二村定一、1961年 フランク永井カバー)
夜空 (1973年 五木ひろし)
水鏡 (1980年 鈴木一平)
本牧メルヘン (1972年 鹿内孝)
釜山港へ帰れ (1972年 チョー・ヨンピル)
さらば恋人 (1971年 堺正章)

COVERS2

シリーズ第2弾は、CDとカセットテープで発売。収録曲は、ジェロ自身のブログでのアンケートを基に選ばれました。

待っている女 (1972年 五木ひろし)
思秋期 (1977年 岩崎宏美)
愛人 (1985年 テレサ・テン)
折鶴 (1972年 千葉紘子)
羅生門 (2006年 坂本冬美)
黄昏 (1977年 岸田智史)
雪國 (1987年 吉幾三)
初めての街で -bonus track- (1979年 西田佐知子)

COVERS3 〜Roots of JERO〜

シリーズ第3弾も、CDとカセットテープでリリース。ジェロ自身のルーツを辿る選曲が特徴です。

越後獅子の唄 (1950年 美空ひばり)
津軽平野 (1984年 千昌夫)
アメリカ橋 (1998年 山川豊)
契り (1982年 五木ひろし)
夜桜お七 (1994年 坂本冬美)
津軽恋女 (1987年 新沼謙治)
J (1984年 イ・ソンヒ、2003年 門倉有希カバー)

COVERS4

シリーズ第4弾は、ジェロのコンサートでの人気コーナー「今日の一曲」で披露された楽曲を中心に収録。

そして、神戸 (1972年 内山田洋とクール・ファイブ)
窓 (1979年 松山千春)
たそがれマイ・ラブ (1978年 大橋純子)
ノラ (1989年 木下結子、1998年 門倉有希カバー)
宗右衛門町ブルース (1972年 平和勝次とダークホース)
愛しき日々 (1986年 堀内孝雄)
勝手にしやがれ (1977年 沢田研二)
桜坂 (1990年 槇原敬之)

COVERS5

シリーズ第5弾は、時代劇の主題歌に焦点を当てた選曲です。

荒野の果てに (1972年 山下雄三、『必殺仕掛人』主題歌)
すきま風 (1976年 杉良太郎、『遠山の金さん』主題歌)
ねがい (1976年 西郷輝彦、『江戸を斬る』主題歌)
旅愁 (1974年 西崎みどり、『暗闇仕留人』主題歌)
不思議な夢 (1976年 石原裕次郎、『新・座頭市』主題歌)
哀しみ色の… (1984年 京本政樹、『必殺仕事人V』挿入歌)
夢ん中 (1978年 小林旭、『江戸プロフェッショナル・必殺商売人』『必殺からくり人・富嶽百景殺し旅』主題歌)

COVERS6

シリーズ最終作となる第6弾は、ジャンルを問わず、時代を彩ったヒット曲を網羅。

心のこり (1975年 細川たかし)
よこはま・たそがれ (1971年 五木ひろし)
別れの朝 (1971年 ペドロ&カプリシャス)
ワインレッドの心 (1983年 安全地帯)
聖母たちのララバイ (1982年 岩崎宏美)
およげ!たいやきくん (1975年 子門真人)
星影のワルツ (1968年 千昌夫)

『COVERS』シリーズは、ジェロの歌唱力と、昭和歌謡への深い愛情が融合した作品群です。彼の歌声を通じて、往年の名曲たちが新たな輝きを放ち、世代を超えて多くの人々の心に響き続けています。

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