Sportio

Sportio（W63T）

Sportio（スポーティオ）は、東芝および東芝モバイルコミュニケーション社（現・FCNT）が開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。型番はW63T。

特徴

このモデルは、au Smart Sportsの「Run&Walk」アプリとの連携に重点を置いたスポーツ向け携帯電話として設計されました。特徴的なのは、そのコンパクトさ。スポーツ中でも携帯しやすいストレート型を採用しており、側面に配置されたSSキーを押すことで、Run&Walkアプリをワンタッチで起動できます。

また、キー配置が特殊で、右ソフトキーが通常の終話キーではなく、アプリキーとして機能することが、端末起動時に表示される点も特徴的です。

沿革

2008年6月3日：KDDIと東芝から公式発表。
2008年6月14日：全国で一斉発売。
2009年1月：販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯（旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3）エリアでの音声・データ通信サービスが停波。以降はN800MHz帯（新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subclass 2）と2GHz帯（CDMA Bandclass 6）での利用に移行（予定）。
2022年3月31日：auの3Gサービス（CDMA 1X WIN）終了に伴い、当端末は完全利用不可に。

対応サービス

Sportioは、以下のサービスに対応していました。

au Smart Sports
オーディオ機器連携
LISMO Music & Video (LISMOビデオクリップ・LISMO Video)
EZナビウォーク（声de入力・3D対応）
EZ助手席ナビ
ナカチェン
安心ナビ
災害時ナビ
緊急通報位置通知
EZチャンネルプラス
赤外線通信（IrSimple）
EZケータイアレンジ
EZアプリ Full Game!
PCサイトビューアー
PCドキュメントビューアー
EZアプリ (BREW)（オープンアプリプレイヤー対応）
デコレーションメール
絵しゃべりメール
ラッピングメール
マルチプレイウィンドウ（2画面表示は非対応）

不具合と修正

Sportioでは、発売後にいくつかの不具合が確認され、ケータイアップデートを通じて修正が行われました。

2008年8月22日修正:
EZweb利用中の電源リセットやキー操作不能。
EZweb接続やEメールの通信失敗。
カメラ起動中のキー操作による電源リセット。
待受画面に設定外の時計やカレンダー表示。
消費電力抑制機能の不具合。
キー操作ごとの液晶バックライト輝度変化。
サイト会員登録や登録済みサイトへの接続不可。
2008年10月24日修正:
2画面状態でのケータイサイト更新によるフリーズ。
特定サイトでの入力項目初期値非表示。
2009年7月14日修正:
SSLサイトでの大きなファイルアップロード時の接続切断。
EZweb利用中のフリーズ。

CMジャック

2008年6月21日には、東芝によるSportioの45秒特別版CMが全国主要都市の民放で放映されました。東芝は過去にも携帯電話のCMを使ったCMジャックを行っています。

その他

Sportioは、過去に「run for money 逃走中」で使用されていました。

関連項目

携帯電話
au
東芝
N-07A（NTTドコモのスポーツ用携帯電話）
CDMA 1X WIN
KCP+
W61T
黒木メイサ（イメージキャラクター）
Sportio water beat（SHY01）（Sportioの2代目機種、シャープ製）

脚注

製品アーカイブ Sportio (au) - ウェイバックマシン

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