W53K

W53K：京セラが手掛けた薄型回転式ワンセグケータイ

W53Kは、京セラが日本国内向けに開発し、auブランドでKDDIおよび沖縄セルラー電話から発売された携帯電話です。このモデルは、同社の「ベストスリムゾーン思想」に基づいて設計され、特に薄さに重点を置いたデザインが特徴です。

デザインと機能

W53Kは、薄さ15.4mmというスリムなボディに、回転2軸機構を採用したワンセグ対応携帯です。ベースモデルである「W44K/K II」や「A5526K」の設計思想を受け継ぎながら、薄型化を追求しました。ただし、コスト削減のためか、EZ FeliCaやEZ FMといった機能は搭載されていません。また、内蔵スピーカーは、ベースモデルのステレオスピーカーからモノラルスピーカーに変更されています。

一方で、京セラの音声端末としては初の「オープンアプリプレイヤー」を搭載し、新800MHz帯（N800MHz帯・CDMA Band-Class 0）に対応しました。

発売と沿革

W53Kは2007年10月16日にKDDIおよび京セラから公式に発表され、同年11月17日に中国・四国・沖縄エリアで先行発売されました。その後、北海道、関東・九州、東北・北陸・関西の各エリアでも順次発売され、2008年5月に販売を終了しました。

2007年10月16日：KDDI、京セラより公式発表
2007年11月17日：中国・四国・沖縄エリアにて先行発売
2007年11月20日：北海道エリアにて発売
2007年11月22日：関東・九州エリアにて発売
2007年11月23日：東北・北陸・関西エリアにて発売
2008年5月：販売終了

対応サービス

W53Kは、様々なサービスに対応していました。

au Smart Sports：2008年2月28日よりアプリのダウンロードで対応
LISMO Music：LISMOビデオクリップに対応
EZナビウォーク：声de入力・3D表示に対応
EZ助手席ナビ
安心ナビ
災害時ナビ
緊急通報位置通知
EZチャンネルプラス
赤外線通信 (IrDA)
EZケータイアレンジ
PCサイトビューアー
EZアプリ (BREW)：オープンアプリプレイヤー対応
デコレーションメール
絵しゃべりメール
ラッピングメール

関連情報

W53Kの関連情報として、以下のような項目があります。

携帯電話
au (携帯電話)
京セラ
CDMA 1X WIN
W44K：W53Kのベースとなった機種の一つ
W64K：W53Kの実質的な後継機種
井川遥：W53KのCMイメージキャラクター

外部リンク

製品アーカイブ W53K （au） - ウェイバックマシン（2009年4月8日アーカイブ分）
W53K (KYOCERA)
* KDDI au: オンラインマニュアル > W53K



W53Kは、薄型化と多機能を両立させた、当時のau携帯電話ラインナップにおいて重要な役割を果たしたモデルでした。

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