W44K

「W44K」および「W44K II」は、京セラが開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話がauブランドで販売したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。

特徴

「W44K」は、厚さ15mmという当時最薄のボディを実現しています。この薄さは、京セラがユーザーにとって最も使いやすい薄さを追求した「ベストスリムゾーン思想」に基づいています。「ベストスリムゾーン思想」では、14mmから16mmの厚さが理想とされています。

音楽サービスなど、WINの標準サービスに対応している一方で、「おサイフケータイ（EZ Felica）」や「LISMOビデオクリップ」には対応していません。

発売以来、常に携帯電話の売り上げランキング上位を維持していました。2007年5月30日にはセカンドモデルである「W44K II」が発売され、同年10月25日には法人向けにカメラ機能を省略した「W44K IIカメラなしモデル（W44K II Z）」が登場しました。カメラなしモデルの本体色はクリアシルバーのみとなります。「W44K」と「W44K II」の主な違いは、ワンタッチ発信機能の有無、キーデザイン、アドレス帳の保存件数（700件から1000件に増加）です。

沿革

2006年8月28日：KDDIおよび京セラより公式発表。
2006年11月23日：順次発売開始。
2007年5月30日：「W44K II」が全国で一斉発売。
2007年6月：「W44K」の販売終了。
2007年10月25日：「W44K IIカメラなしモデル」が全国で一斉発売。
2007年11月：「W44K II」の販売終了。
2008年3月：「W44K IIカメラなしモデル」の販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯（旧800MHz帯）でのサービスが停波し、以降は2GHz帯のみの利用となる。

対応サービス

au Smart Sports（2008年2月28日よりアプリのダウンロードにて対応）
PCサイトビューアー
au LISTEN MOBILE SERVICE
着うたフル
Hello Messenger（W44K IIカメラなしモデルを除く）
EZナビウォーク
EZ助手席ナビ
EZ・FM
緊急通報位置通知
赤外線通信
安心ナビ

W44K/K IIからの発展機種

A5526K: 「W44K/K II」をベースにコストを削減し、さらに薄型化、CDMA 1X専用としたモデル。
W53K: 「W44K/K II」をベースに2軸回転式液晶パネル、ワンセグチューナー、LISMOビデオクリップ、オープンアプリプレイヤーなどの機能を追加。EZ・FMやHello Messengerなどのサービスは廃止。
W61K: 主に女性ユーザーをターゲットとしたモデル。「W44K/K II」をベースに小型化し、LISMOビデオクリップ、EZ Felicaなどを搭載。ただし、EZ・FMやHello Messengerは非対応。
W64K: 「W53K」の後継モデル。
W65K: 「W61K」の後継モデルで、ワンセグや日常生活防水に対応。au端末として初めてmicroSDHCカードに対応（最大4GB）。

関連項目

K002（KY002）: 「W44K」の思想を受け継ぎ、正常進化させたモデル。
携帯電話
au (携帯電話)
京セラ
CDMA 1X WIN

注

各機種の対応サービスや機能は、発売時期やモデルによって異なります。

外部リンク

製品アーカイブ W44K （au） - ウェイバックマシン
製品アーカイブ W44K II （au） - ウェイバックマシン
製品アーカイブ W44K IIカメラなしモデル （au） - ウェイバックマシン
au
* KDDI au: オンラインマニュアル > W44K/ K II

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