W65T

W65T（だぶりゅーろくごーてぃー）

W65Tは、東芝（現・FCNT）がauブランド向けに開発したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。2008年に発売され、スライド式のデザインと独自の操作性が特徴です。

概要

W65Tは、W54Tから続くスライド型を採用し、回転式のセレクター「スピーディーコントローラ」を搭載しています。このデザインは、D902iS以降の三菱電機製スライド機種によく似ています。ワンセグ機能を備えており、東芝製の液晶テレビ「REGZA」で録画した番組をメモリーカードに転送して視聴できます。

メインディスプレイには2.8インチの有機ELが採用されていますが、同時期に発表されたEXILIMケータイ W63CAやWoooケータイ W63Hで採用された高解像度のワイドVGAではなく、ワイドQVGAとなっています。

また、W65Tは、業界初のAAC-LC・320kbpsによる高音質音楽配信サービス「着うたフルプラス」に対応した端末です。東芝製のCDMA 1X WIN端末としては、2008年度までの従来型番（W*）が付与された最後の機種です。

沿革

2008年10月10日 - テュフ・ラインランド・ジャパンによる設計認証を取得。
2008年10月27日 - KDDIおよび東芝が公式発表。
2008年11月20日 - 沖縄地区で発売。
2008年11月21日 - 北海道、東北、北陸、関西、中国、四国、九州地区で発売。
2008年11月22日 - 関東地区で発売。
2009年4月 - 販売終了。
2012年7月22日 - L800MHz帯エリアでのサービスが停波し、N800MHz帯と2GHz帯での利用に移行。
2022年3月31日 - auの3Gサービス完全終了に伴い、本端末は利用不可となりました。

対応サービス

W65Tは、当時のauの様々なサービスに対応していました。

不具合

発売後、以下の不具合に対する修正が行われました。

2009年2月25日：
データフォルダのデータが参照できない、または読み込みに失敗する問題。
動画再生、ワンセグ視聴、カメラ撮影時に画面が点滅する問題。
2009年5月14日：
EZwebで特定のサイト利用時に電源がリセットされたり、キー操作を受け付けなくなる問題。
2009年9月17日：
SSLサイトで大きなファイルをアップロードする際に接続が切断される問題。

関連項目

千紗（GIRL NEXT DOOR） - CMキャラクター
W52T
W54T
biblio（TSY01）
PLY（TSX04・iida）
T006（TS006）
P-02A
D905i
D904i

外部リンク

製品アーカイブ W65T (au) - ウェイバックマシン（2010年1月6日アーカイブ分）

注

本記事の内容は、発表当時の情報に基づいています。また、一部表現は、読者が理解しやすいように修正しています。

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