W63CA
EXILIMケータイ W63CAは、カシオ計算機（現・NECモバイルコミュニケーションズ）が開発した、auブランドのCDMA 1X WIN対応携帯電話です。カシオのデジタルカメラ「EXILIM」の名を冠する第二弾で、前モデルW53CAの後継機として登場しました。
W63CAの最大の特徴は、当時携帯電話としては最高クラスの809万画素CMOSカメラを搭載している点です。「EXILIMエンジン for Mobile」との組み合わせにより、高画質撮影を実現。手振れ補正、9点オートフォーカス、顔検出機能など、多岐にわたる撮影機能を搭載しています。ただし、形状の制約から光学ズームは搭載されておらず、代わりに画像をトリミングするオートリサイズズームを採用しています。
デザイン面では、EXILIMのロゴやレンズリングが背面に配置され、メインディスプレイを外側にして折りたたむと、デジタルカメラのように見えるように設計されています。また、Woooケータイ W63Hとともに、世界初となる3.1インチワイドVGA有機ELディスプレイ（Visual WVGA）を搭載し、美しい映像表現を可能にしました。
さらに、前モデルW53CAにはなかったBluetooth機能やワンセグ受信機能を搭載しており、多機能ながらも厚さ17.4mmと薄型化を実現しています。W63CAで撮影した動画は、専用アプリを使ってYouTubeへ簡単に投稿できる機能も搭載されています。ちなみに、W63CAの基本構造はW63Hと共通で、電池パックも共通です。
W63CAは、2008年11月21日から発売され、auで9週連続売上1位を記録するなど、非常に高い人気を誇りました。発売から半年経っても人気は衰えず、auでの機種別売上1位を維持し続けました。高画質のカメラ機能や美しい有機ELディスプレイに加え、当時のハイエンド端末としての高性能が、多くのユーザーに支持された要因と考えられます。
しかし、Bluetoothヘッドフォンを使用する際には、SCMS-T規格に対応した製品を購入する必要があるという注意点がありました。この情報はカタログに記載されておらず、取扱説明書に小さく記載されているのみだったため、未対応のBluetooth機器を購入したユーザーからのクレームが少なからず発生しました。
2008年8月29日：JATE（電気通信端末機器審査協会）を通過
2008年10月27日：KDDIおよびカシオ計算機より公式発表
2008年11月21日：メタルグリーンを除く各本体色が一部地域で発売
2008年11月22日：メタルグリーンを除く各本体色が上記以外の地域で発売
2008年11月28日：メタルグリーンが全国で一斉販売
2009年3月5日：バーニッシュレッドとビターブラックが一部地域で追加発売
2009年3月6日：バーニッシュレッドとビターブラックが上記以外の地域で追加発売
2009年11月末：販売終了
2022年3月31日：auの3Gサービス（CDMA 1X WIN）の終了に伴い利用不可
EZドキュメントビューアー
W63CAは発売後、以下の不具合が確認され、ケータイアップデートによる修正が行われました。
2008年11月28日：アラームやスケジュール等が設定時刻に起動しない不具合を修正
2009年2月25日：データフォルダのデータが参照できない、複数のEZアプリ起動中に文字入力でフリーズする不具合を修正
2009年7月2日：SSLサイトでのファイルアップロードで接続が切れる、EZweb利用中にフリーズする、アラームが鳴らない、ムービー撮影後にフリーズする不具合を修正
2009年8月25日：7月2日のアップデートによるダウンロード予約機能の不具合を修正し、アップデート再開
W63CAは、カシオのデジタルカメラ「EXILIM」シリーズの技術を応用した携帯電話である。
W63CAは、高画素カメラや高精細ディスプレイを搭載した高性能端末として人気を博した。
W63CAの発売後、ソフトウェアの不具合がいくつか報告され、アップデートによって修正された。
W53CA：前モデル
CA004：W63CAのリファイン版
EXILIM：カシオのデジタルカメラブランド
SH-01A、SH-03A、SoftBank 930SH：同時期に発表された他社の高画素カメラ搭載携帯電話
SoftBank 930CA：EXILIMブランドを冠したソフトバンクモバイルの携帯電話
杏：イメージキャラクター
ミジンコ：W63CA FLASHのメインキャラクター
W63CA (CASIO)
W63CA (au by KDDI) - ウェイバックマシン
W63CA - auケータイ探検隊 (au one)
NEW COLLECTION 2008 AUTUMN & WINTER - ウェイバックマシン
特徴
W63CAの最大の特徴は、当時携帯電話としては最高クラスの809万画素CMOSカメラを搭載している点です。「EXILIMエンジン for Mobile」との組み合わせにより、高画質撮影を実現。手振れ補正、9点オートフォーカス、顔検出機能など、多岐にわたる撮影機能を搭載しています。ただし、形状の制約から光学ズームは搭載されておらず、代わりに画像をトリミングするオートリサイズズームを採用しています。
デザイン面では、EXILIMのロゴやレンズリングが背面に配置され、メインディスプレイを外側にして折りたたむと、デジタルカメラのように見えるように設計されています。また、Woooケータイ W63Hとともに、世界初となる3.1インチワイドVGA有機ELディスプレイ（Visual WVGA）を搭載し、美しい映像表現を可能にしました。
さらに、前モデルW53CAにはなかったBluetooth機能やワンセグ受信機能を搭載しており、多機能ながらも厚さ17.4mmと薄型化を実現しています。W63CAで撮影した動画は、専用アプリを使ってYouTubeへ簡単に投稿できる機能も搭載されています。ちなみに、W63CAの基本構造はW63Hと共通で、電池パックも共通です。
評判
W63CAは、2008年11月21日から発売され、auで9週連続売上1位を記録するなど、非常に高い人気を誇りました。発売から半年経っても人気は衰えず、auでの機種別売上1位を維持し続けました。高画質のカメラ機能や美しい有機ELディスプレイに加え、当時のハイエンド端末としての高性能が、多くのユーザーに支持された要因と考えられます。
しかし、Bluetoothヘッドフォンを使用する際には、SCMS-T規格に対応した製品を購入する必要があるという注意点がありました。この情報はカタログに記載されておらず、取扱説明書に小さく記載されているのみだったため、未対応のBluetooth機器を購入したユーザーからのクレームが少なからず発生しました。
沿革
2008年8月29日：JATE（電気通信端末機器審査協会）を通過
2008年10月27日：KDDIおよびカシオ計算機より公式発表
2008年11月21日：メタルグリーンを除く各本体色が一部地域で発売
2008年11月22日：メタルグリーンを除く各本体色が上記以外の地域で発売
2008年11月28日：メタルグリーンが全国で一斉販売
2009年3月5日：バーニッシュレッドとビターブラックが一部地域で追加発売
2009年3月6日：バーニッシュレッドとビターブラックが上記以外の地域で追加発売
2009年11月末：販売終了
2022年3月31日：auの3Gサービス（CDMA 1X WIN）の終了に伴い利用不可
対応サービス
EZドキュメントビューアー
不具合と修正
W63CAは発売後、以下の不具合が確認され、ケータイアップデートによる修正が行われました。
2008年11月28日：アラームやスケジュール等が設定時刻に起動しない不具合を修正
2009年2月25日：データフォルダのデータが参照できない、複数のEZアプリ起動中に文字入力でフリーズする不具合を修正
2009年7月2日：SSLサイトでのファイルアップロードで接続が切れる、EZweb利用中にフリーズする、アラームが鳴らない、ムービー撮影後にフリーズする不具合を修正
2009年8月25日：7月2日のアップデートによるダウンロード予約機能の不具合を修正し、アップデート再開
脚注
W63CAは、カシオのデジタルカメラ「EXILIM」シリーズの技術を応用した携帯電話である。
W63CAは、高画素カメラや高精細ディスプレイを搭載した高性能端末として人気を博した。
W63CAの発売後、ソフトウェアの不具合がいくつか報告され、アップデートによって修正された。
関連項目
W53CA：前モデル
CA004：W63CAのリファイン版
EXILIM：カシオのデジタルカメラブランド
SH-01A、SH-03A、SoftBank 930SH：同時期に発表された他社の高画素カメラ搭載携帯電話
SoftBank 930CA：EXILIMブランドを冠したソフトバンクモバイルの携帯電話
杏：イメージキャラクター
ミジンコ：W63CA FLASHのメインキャラクター
外部リンク
W63CA (CASIO)
W63CA (au by KDDI) - ウェイバックマシン
W63CA - auケータイ探検隊 (au one)
NEW COLLECTION 2008 AUTUMN & WINTER - ウェイバックマシン
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