新杉田駅

新杉田駅の概要

新杉田駅は、神奈川県横浜市磯子区新杉田町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）と横浜シーサイドラインの接続駅です。JR根岸線と金沢シーサイドラインが乗り入れており、金沢シーサイドラインにおいては、唯一金沢区外に位置する駅となっています。JR東日本の駅は、特定都区市内制度における「横浜市内」に属しており、根岸線には「JK 05」、金沢シーサイドラインには「1」の駅番号が付与されています。

近隣には京浜急行電鉄（京急本線）の杉田駅があり、乗換案内も行われていますが、新杉田駅では京急線への直接の乗換案内はされていません。

歴史

新杉田駅は、1970年（昭和45年）3月17日に国鉄根岸線の磯子駅 - 洋光台駅間の開通と同時に開業しました。

1978年（昭和53年）8月16日：新杉田駅東バスターミナル使用開始
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる
1988年（昭和63年）9月：直営のハンバーガー店「テースト・イースト・ハンバーガー」開店
1989年（平成元年）
7月5日：横浜新都市交通（現・横浜シーサイドライン）金沢シーサイドラインが金沢八景駅まで開通
7月20日：駅ビル「アルカード新杉田」部分開業
9月15日：駅ビル全面開業
1994年（平成6年）2月4日：JR東日本の駅に自動改札機を設置
1998年（平成10年）：駅ビルリニューアル
2000年（平成12年）：JRホームにエレベーター設置。ホーム磯子寄りに上屋増設
2001年（平成13年）11月18日：JR東日本でICカード「Suica」供用開始
2006年（平成18年）12月12日：JRホームでエスカレータ設置工事を開始
2007年（平成19年）
6月12日：JRホームでエスカレータ使用開始
7月：2回目の駅ビルリニューアル
2019年（令和元年）6月1日夜：金沢シーサイドライン新杉田駅逆走事故が発生

駅構造

根岸線の高架線はほぼ北西から南東に走り、その後南へと向かいます。JRの駅の北東に隣接して横浜シーサイドラインの駅があり、シーサイドラインの高架は当駅からほぼ南東に延びています。

JR東日本

JR東日本は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホーム全体が勾配（横浜方が下り勾配、大船方が上り勾配）となっています。駅舎は高架下にあり、各ホームから階段が延びています。1番線横浜寄りの階段と2番線大船寄りの階段にはエスカレーターが設置され、エレベーターも併設されています。

桜木町統括センター管理の業務委託駅（JR東日本ステーションサービス委託）で、駅舎内にはみどりの窓口、自動券売機、多機能券売機、指定席券売機、自動改札機が設置されています。また、お客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応となります。改札外には売店「NewDays」があり、かつては改札内にも売店や立ち食いそば店がありました。

改札内にはトイレがあり、多目的トイレも設置されています。1980年代末期までは、改札口や券売機は1階に設置されていました。

改札を出ると、根岸線の高架下に駅ビル「ビーンズ新杉田」があり、東口と西口に分かれます。駅ビルには様々な店舗や飲食店が入っています。

のりば

横浜シーサイドライン

横浜シーサイドラインは、頭端式ホーム1面2線を持つ高架駅で、ホームドアが設置されています。駅番号は1です。両方のホームで金沢八景方面からの列車が下車客を扱い、その後折り返し金沢八景方面に発車していきます。直営駅です。

ホームの西側に接して駅舎があり、横浜信用金庫のATM、自動改札機、自動券売機、定期券などを販売する窓口があります。改札外には宅配便用ロッカー、コインロッカー、公衆電話があります。かつては京急ステーションコマース運営の売店がありましたが、2019年以降は存在しません。

改札外の調剤薬局では、営業時間内であれば飲料や飴などが購入できます。改札内外には飲料の自動販売機があります。改札内にはトイレと多目的トイレが設置されています。

横浜シーサイドラインの駅舎を出るとJRの東口駅前に出られ、JRの駅ビルとを直接結ぶ通路も設けられています。

のりば

利用状況

JR東日本：2023年度の1日平均乗車人員は33,410人です。
横浜シーサイドライン：2022年度の1日平均乗降人員は31,315人（乗車：15,618人／降車：15,697人）で、同社の中では第1位です。

駅周辺

根岸線の東側は埋め立てによって生まれた工業地域で、IHI横浜工場、東芝横浜事業所、KATO HICOM本社、日本飛行機本社などがあります。首都高速湾岸線・国道357号は当駅で根岸線と分かれ、以後は金沢シーサイドラインに沿う形になります。

駅の南西側には国道16号沿いに古くからの町並みがあります。2004年には大規模商業施設「らびすた新杉田」がオープンし、駅の西口と歩道橋で直結しています。

京急本線の杉田駅は400mほどの距離にあり、乗り換え客も多いです。2008年3月15日より、JR新杉田駅と京急杉田駅間の連絡運輸が開始されました。

主要な施設として、新杉田地域ケアプラザ、JAMSTEC（海洋研究開発機構）横浜研究所などがあります。

らびすた新杉田

駅の西口に直結する商業施設で、横浜市磯子区民文化センター「杉田劇場」が併設されています。「杉田劇場」は、美空ひばりが初舞台を踏んだ場所として知られており、かつて存在した劇場の跡地に建立されたモニュメントを記念して命名されました。

その他施設

横浜市行政サービスコーナー新杉田
新杉田公園
磯子スポーツセンター
横浜市南部地域療育センター
磯子・金沢シーサイド住宅公園

かつて、現在の新杉田公園付近には西武グループのゴルフ場、テニスコート、自動車学校がありましたが、現在は移転しています。

バス路線

駅前バスロータリー内と、らびすた新杉田前の「新杉田駅前」、徒歩5分程の国道16号上にある「聖天橋」の二箇所が最寄りのバス停です。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）根岸線

磯子駅 (JK 06) - 新杉田駅 (JK 05) - 洋光台駅 (JK 04)

横浜シーサイドライン金沢シーサイドライン

新杉田駅 (1) - 南部市場駅 (2)

脚注

記事本文中の注釈、出典、利用状況に関するデータ、関連情報へのリンクなどを掲載しました。

外部リンク

駅の情報（新杉田駅）：JR東日本
新杉田駅のご案内／時刻表 | シーサイドライン
ビーンズ新杉田

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