東青梅駅

東青梅駅：青梅市の玄関口、歴史と利便性が交差する駅

東青梅駅は、東京都青梅市東青梅一丁目に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）青梅線の駅です。駅番号はJC 61。立川駅から続く複線区間は当駅の河辺駅寄りの分岐器までで、ここから奥多摩駅までは単線となります。

歴史

東青梅駅は、1932年に青梅電気鉄道の東青梅停留場として開業しました。その後、戦時買収により国有化され、運輸通信省青梅線の駅となりました。1945年には、駅に停車中の電車が米軍機による銃撃を受けるという痛ましい事件も発生しています。

1964年には橋上駅舎が完成し、1982年には10両編成に対応するためホームが延長されました。国鉄分割民営化を経て、1987年にJR東日本の駅となり、1995年には自動改札機が設置されました。ICカード「Suica」は2001年から利用可能となっています。

2005年にはみどりの窓口が廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されましたが、2012年に廃止され、多機能券売機に置き換えられました。2017年には東京圏輸送管理システム（ATOS）が導入され、2023年にはホーム延伸工事に伴い1面1線化されました。

駅構造

現在の東青梅駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。出入口は北口と南口の2か所があり、南口にはエレベーターが設置されています。以前は島式ホーム1面2線の構造でしたが、中央線・青梅線へのグリーン車導入に伴うホーム改築のため、2023年5月14日より現在の形となりました。

駅業務はJR東日本ステーションサービスが受託しており、青梅駅が管理しています。自動券売機や自動改札機が設置されていますが、早朝時間帯は無人となるため、ICカード以外の乗車には乗車駅証明書発行機を利用する必要があります。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は6,002人です。近年、駅周辺ではマンション建設が進み、西多摩地域有数のマンション街となっています。

駅周辺

駅周辺には商店や住宅が混在しており、青梅市役所や公共施設へのアクセスも便利なため、青梅市の玄関口としての役割も担っています。また、駅の近くには東京都立青梅総合高等学校や青梅市立第二中学校などの教育施設も立地しています。

少し足を伸ばせば、青梅鉄道公園や塩船観音寺などの観光スポットもあり、歴史や自然に触れることもできます。

隣の駅

JR東日本 青梅線
■特別快速「ホリデー快速おくたま」（土休日のみ）：通過
* ■通勤特快（平日上りのみ）・■青梅特快・■通勤快速（平日下りのみ）・■快速・■各駅停車（いずれも青梅線内は各駅に停車）：河辺駅 (JC 60) - 東青梅駅 (JC 61) - 青梅駅 (JC 62)

東青梅駅は、地域住民の生活を支えるとともに、青梅市を訪れる人々を迎える重要な拠点となっています。

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