須坂市動物園

須坂市動物園について

須坂市動物園は、長野県須坂市の臥竜公園内にある市立動物園です。公園内には複合遊具も併設されており、動物との触れ合いだけでなく、子供たちが楽しめる遊具も充実しています。

開園時間と休園日

開園時間は午前9時から午後4時45分まで（入園は午後4時まで）です。休園日は月曜日（祝日の場合は翌日）と12月29日から12月31日です。ただし、4月、5月、8月は無休で開園しています。

入園料

入園料は、一般（高校生以上）が200円、中学生以下が70円です。保護者付き添いの未就学児は無料で入園できます。団体割引もあり、30人以上で1割引、100人以上で2割引となります。

ドングリポスト

園内にはドングリポストが設置されており、リスやシカなどの動物にドングリを寄付することができます。

動物園の特徴

1962年10月1日に開園した須坂市動物園は、臥竜山の地形を活かした展示が特徴です。ニホンジカなどは山の斜面を利用して飼育されており、自然に近い環境で動物たちの姿を見ることができます。哺乳類や鳥類を展示する動物園のほか、南園には淡水魚類を展示する水族館、幼児用の遊戯施設、D51形蒸気機関車401号機が展示されています。手書きの案内板や動物との距離の近さが、温かい雰囲気を醸し出しています。

ライブカメラ

「みんなのデジタルアニマルパーク」では、アカカンガルーをはじめとする動物たちの24時間ライブ映像を見ることができます。

イベント

夜の動物園探検隊やメリー・クリスマZOOなど、年間を通して様々なイベントが開催されています。

過去の状況

かつて入園者数の減少から縮小や廃園の危機もありましたが、職員の意識改革や積極的な広報活動により、アカカンガルーの「ハッチ」がテレビ番組で取り上げられるなどして、全国的に知られるようになりました。2006年度には年間入園者数が過去最高の237,663人を記録し、その後も3年連続で20万人を達成しました。

その他の活動

2007年からはYouTubeでの映像配信も開始し、2008年にはライブカメラによる動物のリアルタイム配信サイトを開設しました。また、信州ブランドアワード2007特別賞を受賞するなど、その活動が評価されています。

動物たちの紹介

哺乳類

アカカンガルー：サンドバッグを蹴る「ハッチ」が有名でした。ハッチは2009年に老衰で亡くなりましたが、その家族は現在も動物園で暮らしています。
日本犬：長野県天然記念物の川上犬「源竜」が飼育されていましたが、2011年に亡くなりました。
ヒト：入園者が檻に入って動物の気分を味わえるユニークな展示です。
その他：カピバラ、カラカル、ツキノワグマ、マントヒヒ、サバンナモンキー、タイワンザル、ニホンザル、アライグマ、ハクビシン、ホンドタヌキ、ギンギツネ、ベンガルトラ、バーバリーシープ、プレーリードッグ、ポニー、ミニブタ、ヤギ、ロバ、ワオキツネザルなどが飼育されています。

鳥類

キボウシインコ：「鳩ぽっぽ」を歌ったり、桃太郎の昔話を話したりします。
オジロワシ：国内飼育下で最長寿の個体が飼育されています。国の天然記念物に指定されています。
* その他：トビ、フンボルトペンギン、フラミンゴ、インドクジャク、シロクジャク、キンケイ、ギンケイ、ハッカン、トウテンコウ、チャボ、ニホンキジ、セキセイインコ、チョウゲンボウなどが飼育されています。

展示動物数

動物園では、哺乳類22種166点、鳥類27種144点の合計49種310点が展示されています。また、はく製館には、哺乳類13種15点、鳥類14種16点、爬虫類2種3点の合計29種34点が展示されています。

水族館

以前は、千曲川で保護されたオオサンショウウオや黄金色のナマズなどが展示されていましたが、施設の老朽化により2015年5月6日に閉館しました。

交通機関

最寄りの駅は長野電鉄須坂駅です。須坂駅からは、すざか市民バスを利用して「臥竜公園」または「臥竜公園入口」で下車し、徒歩約10分で動物園に到着します。駐車場は、臥竜公園と動物園共通で利用できます（無料）。

須坂市動物園は、動物との触れ合いを大切にしながら、地域に根差した動物園として、多くの人々に愛されています。

もう一度検索