バック・ロブレイ
バック・ロブレイ（Buck Robley）は、本名フィリップ・トンプソン・ロブレイというアメリカ合衆国出身のプロレスラーです。1945年1月19日に生まれ、2013年5月28日にうっ血性心不全により亡くなりました。一部情報では生年が1942年ともされています。
ロブレイは、アメリカ海兵隊でレスリングのキャリアを積み、その経験を活かして1966年にNWAトライステート地区（オクラホマ、ルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソー）でプロレスラーとしてデビューしました。デビュー当時はフィル・ロブレイ（Phil Robley）というリングネームで活動し、1970年2月には日本プロレスに初来日。ジャイアント馬場や大木金太郎といった強豪レスラーとも対戦しました。
1971年、交通事故による怪我をきっかけに、ロブレイは一時的にマネージャーに転身します。その後、レスラー兼任のヒール（悪役）のプレイング・マネージャーとして、バック・ロブレイ（Buck Robley）とリングネームを改めました。トライステート地区ではブッカー（試合の企画・立案者）も兼任し、若手時代のスタン・ハンセンやブルーザー・ブロディの育成にも尽力しました。
その後も、アマリロのNWAウエスタン・ステーツ・スポーツやカンザスシティのセントラル・ステーツ・レスリングなど、様々なプロレス団体に参戦しながら、トライステート地区を主戦場として活動しました。1976年3月29日には、ボブ・スローターとのタッグでハリウッド・ブロンズ（ジェリー・ブラウン、バディ・ロバーツ）からNWAトライステートUSタッグ王座を奪取。ディック・マードック、テッド・デビアスともタイトルを争いました。
セントラル・ステーツ地区では、1978年1月にハーリー・レイスの保持するNWA世界ヘビー級王座に連続挑戦。同年10月7日には、ダグ・ギルバートを破りNWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座を獲得しました。
1979年、NWAトライステートのエース兼重役だったビル・ワットが新団体MSWAを設立すると、ロブレイはワットの腹心としてリング内外で活躍。ベビーフェイス（正義役）に転向し、同年11月12日にはワットとのコンビでマイク・ジョージ、ボブ・スウィータンを破り、第2代ミッドサウス・タッグ王者となりました。ブッカーとしても手腕を発揮し、MSWA初期の隆盛を支えました。この時期、"NOBODY CALLS ME YELLOW"（誰も俺を臆病者とは呼ばない）と書かれた黄色のTシャツを着用してリングに上がっていました。
1981年10月には、全日本プロレスの『ジャイアント・シリーズ』に参戦。当時は全日本プロレスと新日本プロレスの間でレスリング・ウォーが激化しており、次シリーズの『'81世界最強タッグ決定リーグ戦』最終戦には、新日本プロレスから引き抜かれたスタン・ハンセンが登場し、ブロディとの再合体を果たしました。過去の両者との関係から、この一件にはロブレイが関与していたとも言われています。
その後も全日本プロレスのマットでブロディと行動を共にし、マネージャーとしてセコンドを務める傍ら、ブロディのビジネス上のマネージメントも担当。全日本プロレスやプエルトリコへのブッキングも行っていました。ロブレイ自身も全日本プロレスから厚遇され、1982年4月の『第10回チャンピオン・カーニバル』に出場した際には、ビル・ロビンソン、アレックス・スミルノフ、モンゴリアン・ストンパーといった強豪レスラーと引き分けるなど、中堅外国人レスラー以上の扱いを受けました。また、『グランド・チャンピオン・シリーズ』にもブロディのマネージャー役として残留参戦し、ブロディとジミー・スヌーカの仲間割れアングルにも関わっています。
1983年はアラバマのサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング、1984年はフロリダのチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダなどを転戦し、1985年からはサンアントニオのテキサス・オールスター・レスリングの運営にもブロディと共に参画しました。引退後は、ルイジアナ州ボージャーシティに居住していました。
得意技
腕パンチ：サポーターを付けた右前腕部で殴る打撃技。サポーターには板が仕込まれており厳密には反則ですが、ロブレイのトレードマーク的な攻撃です。
エルボー・ドロップ
ダイビング・ニー・ドロップ
獲得タイトル
NWAトライステート / MSWA
NWA USタッグ王座：2回（w / ボブ・スローター、ビル・ワット）
NWAルイジアナ・タッグ王座：1回（w / ビル・ワット）
ミッドサウス・タッグ王座：2回（w / ビル・ワット、ジャンクヤード・ドッグ）
セントラル・ステーツ・レスリング
NWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座：1回
NWAセントラル・ステーツTV王座：1回
NWA世界タッグ王座（セントラル・ステーツ版）：2回（w / クラッシャー・ブラックウェル、ブルー・ヤンキー）
NWAウエスタン・ステーツ・スポーツ
NWAウエスタン・ステーツ・タッグ王座：1回（w / ハンク・ジェームス）
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
NWAアラバマ・ヘビー級王座：1回
イースタン・スポーツ・アソシエーション
* インターナショナル・タッグ王座（マリタイムズ版）：1回（w / エリック・ポメロイ）
ロブレイは、アメリカ海兵隊でレスリングのキャリアを積み、その経験を活かして1966年にNWAトライステート地区（オクラホマ、ルイジアナ、ミシシッピ、アーカンソー）でプロレスラーとしてデビューしました。デビュー当時はフィル・ロブレイ（Phil Robley）というリングネームで活動し、1970年2月には日本プロレスに初来日。ジャイアント馬場や大木金太郎といった強豪レスラーとも対戦しました。
1971年、交通事故による怪我をきっかけに、ロブレイは一時的にマネージャーに転身します。その後、レスラー兼任のヒール（悪役）のプレイング・マネージャーとして、バック・ロブレイ（Buck Robley）とリングネームを改めました。トライステート地区ではブッカー（試合の企画・立案者）も兼任し、若手時代のスタン・ハンセンやブルーザー・ブロディの育成にも尽力しました。
その後も、アマリロのNWAウエスタン・ステーツ・スポーツやカンザスシティのセントラル・ステーツ・レスリングなど、様々なプロレス団体に参戦しながら、トライステート地区を主戦場として活動しました。1976年3月29日には、ボブ・スローターとのタッグでハリウッド・ブロンズ（ジェリー・ブラウン、バディ・ロバーツ）からNWAトライステートUSタッグ王座を奪取。ディック・マードック、テッド・デビアスともタイトルを争いました。
セントラル・ステーツ地区では、1978年1月にハーリー・レイスの保持するNWA世界ヘビー級王座に連続挑戦。同年10月7日には、ダグ・ギルバートを破りNWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座を獲得しました。
1979年、NWAトライステートのエース兼重役だったビル・ワットが新団体MSWAを設立すると、ロブレイはワットの腹心としてリング内外で活躍。ベビーフェイス（正義役）に転向し、同年11月12日にはワットとのコンビでマイク・ジョージ、ボブ・スウィータンを破り、第2代ミッドサウス・タッグ王者となりました。ブッカーとしても手腕を発揮し、MSWA初期の隆盛を支えました。この時期、"NOBODY CALLS ME YELLOW"（誰も俺を臆病者とは呼ばない）と書かれた黄色のTシャツを着用してリングに上がっていました。
1981年10月には、全日本プロレスの『ジャイアント・シリーズ』に参戦。当時は全日本プロレスと新日本プロレスの間でレスリング・ウォーが激化しており、次シリーズの『'81世界最強タッグ決定リーグ戦』最終戦には、新日本プロレスから引き抜かれたスタン・ハンセンが登場し、ブロディとの再合体を果たしました。過去の両者との関係から、この一件にはロブレイが関与していたとも言われています。
その後も全日本プロレスのマットでブロディと行動を共にし、マネージャーとしてセコンドを務める傍ら、ブロディのビジネス上のマネージメントも担当。全日本プロレスやプエルトリコへのブッキングも行っていました。ロブレイ自身も全日本プロレスから厚遇され、1982年4月の『第10回チャンピオン・カーニバル』に出場した際には、ビル・ロビンソン、アレックス・スミルノフ、モンゴリアン・ストンパーといった強豪レスラーと引き分けるなど、中堅外国人レスラー以上の扱いを受けました。また、『グランド・チャンピオン・シリーズ』にもブロディのマネージャー役として残留参戦し、ブロディとジミー・スヌーカの仲間割れアングルにも関わっています。
1983年はアラバマのサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング、1984年はフロリダのチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダなどを転戦し、1985年からはサンアントニオのテキサス・オールスター・レスリングの運営にもブロディと共に参画しました。引退後は、ルイジアナ州ボージャーシティに居住していました。
得意技
腕パンチ：サポーターを付けた右前腕部で殴る打撃技。サポーターには板が仕込まれており厳密には反則ですが、ロブレイのトレードマーク的な攻撃です。
エルボー・ドロップ
ダイビング・ニー・ドロップ
獲得タイトル
NWAトライステート / MSWA
NWA USタッグ王座：2回（w / ボブ・スローター、ビル・ワット）
NWAルイジアナ・タッグ王座：1回（w / ビル・ワット）
ミッドサウス・タッグ王座：2回（w / ビル・ワット、ジャンクヤード・ドッグ）
セントラル・ステーツ・レスリング
NWAセントラル・ステーツ・ヘビー級王座：1回
NWAセントラル・ステーツTV王座：1回
NWA世界タッグ王座（セントラル・ステーツ版）：2回（w / クラッシャー・ブラックウェル、ブルー・ヤンキー）
NWAウエスタン・ステーツ・スポーツ
NWAウエスタン・ステーツ・タッグ王座：1回（w / ハンク・ジェームス）
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
NWAアラバマ・ヘビー級王座：1回
イースタン・スポーツ・アソシエーション
* インターナショナル・タッグ王座（マリタイムズ版）：1回（w / エリック・ポメロイ）
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