リック・アギレラ

リック・アギレラは、1961年12月31日にカリフォルニア州で生まれた元プロ[[野球選手]]（投手）です。

高校時代は投手と三塁手を兼任し、1980年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから内野手として指名されましたが、契約せずにブリガムヤング大学へ進学しました。その後、1983年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから投手として3巡目で指名を受け、プロの道を歩み始めました。

1985年6月12日にメジャーデビューを果たし、メッツ時代は先発[[投手]]として活躍しました。1985年から1987年まで3年連続で二桁勝利を挙げ、1986年の[[ワールドシリーズ]]制覇にも貢献しました。しかし、当時のメッツにはドワイト・グッデン、ロン・ダーリングなど強力な先発[[投手]]が揃っており、アギレラは5番手という位置づけでした。1986年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズでは、リリーフとして登板しました。特に、ワールドシリーズ第6戦では延長10回表に2失点し、敗戦投手となる寸前でしたが、チームの劇的な逆転勝利により、幸運にも勝利[[投手]]となりました。

1988年には故障でシーズンを棒に振るなど不本意なシーズンとなりました。1989年にはリリーフに転向し、7セーブを挙げましたが、7月にフランク・バイオーラとのトレードでミネソタ・ツインズに移籍しました。ツインズでは先発に再転向しましたが、1990年にクローザーに転向すると才能が開花し、32セーブを記録。1991年には42セーブを挙げ、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献しました。1993年まで4年連続30セーブ以上を記録し、この間、3度オールスターに出場しました。メッツからツインズへのトレードは、メッツにとって痛恨のトレードの一つとして語り継がれています。

1995年には一時ボストン・レッドソックスに移籍しましたが、1996年にはツインズに復帰し、先発[[投手]]に再転向。アトランタオリンピックの野球日本代表との調整試合にも先発として登板しました。しかし、シーズンでは8勝6敗、防御率5.42と不調に終わり、翌年から再びリリーフに転向しました。1997年には26セーブ、1998年には38セーブを記録し、1999年にシカゴ・カブスに移籍。2000年を最後に現役を引退しました。

2008年シーズン終了時点で、通算318セーブはメジャーリーグ歴代15位、ツインズでの254セーブは球団記録でした（後にジョー・ネイサンが更新）。

現在は、カリフォルニア州サンディエゴ郊外に在住し、高校野球のコーチを務めています。

アギレラは、ブリガムヤング大学出身の信心深いモルモン教徒です。高校時代は強打の三塁手だったため、1985年から1991年の間には代打として起用されたこともあります。1991年の[[ワールドシリーズ]]第3戦では、野手を使い切った延長12回表二死満塁のチャンスに代打で出場しましたが、凡退に終わっています。メジャーでの通算打撃成績は、打率.201（139打数28安打）、3本塁打、11打点です。ただし、メジャーでは野手としてポジションに就いたことはありません。

年度別投手成績

年度別守備成績

表彰・記録

オールスター出場3回（1991年、1992年、1993年）
ピッチャー・オブ・ザ・マンス1回（1993年6月）

背番号

38 （1985年 - 1989年、1990年 - 2000年）
15 （1987年 - 1989年）
* 17 （1989年）

外部リンク

選手の通算成績と情報

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