上海虹橋国際空港

上海虹橋国際空港について

上海虹橋国際空港は、中華人民共和国の上海市に位置する空港です。長寧区と閔行区にまたがっており、市中心部から西へ約15kmとアクセスが非常に便利です。1923年に軍民共用空港として開港し、1964年に民間専用空港となりました。

歴史

開港当初は、中国民航や日本航空、パンアメリカン航空など、世界各国の航空会社が乗り入れていました。しかし、1999年に上海浦東国際[[空港]]が開港したことにより、国内線専用空港としての役割を担うことになりました。

2007年には、日本・韓国との間で国際線定期チャーター便が就航し、羽田空港と金浦空港との間を結ぶ路線が復活しました。羽田線は2010年に定期便に格上げされ、国際線としての役割を再び担うようになりました。

2010年3月には、第2ターミナルと新滑走路が供用開始され、空港の機能が大幅に拡充されました。ターミナル間は無料のシャトルバスで連絡されていますが、地下を走る上海軌道交通10号線を利用すれば、より短時間で移動可能です。

空港の拡張と近年の動向

第2ターミナルの西側には上海虹橋駅が建設され、高速鉄道や都市間鉄道が乗り入れる巨大ターミナル駅となっています。これにより、鉄道と航空機との連携が強化され、利便性が向上しました。

2013年以降の訪日観光ブームにより、日本への観光客が急増したため、羽田-虹橋線は多くの利用客で賑わっています。ボーイング777-300ER型機が投入されるほどの人気路線となっています。

また、2020年の東京オリンピック開催に向けて、羽田空港の国際線受け入れ能力が向上したこともあり、日中間のビジネス利用層のニーズに応え、両国航空当局の合意により、羽田空港発着の中国路線が増便されました。しかし、虹橋空港と羽田空港を結ぶ便は、2018年3月現在、1日4往復のままとなっています。

2017年には、第1ターミナルの旧国内線部分が国際線ターミナルとしてリニューアルオープンしました。これにより、国際線の利用客の利便性が向上しました。また、北京首都国際[[空港]]との間には、シャトル便が運航されています。

空港の施設

空港は、第1ターミナル（国際線）と第2ターミナル（国内線）に分かれています。ただし、春秋航空の国内線は第1ターミナルに乗り入れています。

空港へのアクセス

地下鉄

第1ターミナル：虹橋1号航站楼駅（上海軌道交通10号線）
第2ターミナル：虹橋2号航站楼駅（上海軌道交通2号線、10号線）

鉄道

上海虹橋駅：高速鉄道（京滬高速鉄道、滬寧都市間鉄道、滬杭旅客専用線）

バス

エアポートバス：機場1線（上海浦東国際[[空港]]直行）
路線バス：941路（上海駅行き）

タクシー

市内まで50-100元程度

統計データ（2012年）

旅客数：33,828,726人（中国第5位）
貨物取扱量：429,813.9トン（中国第7位）
発着回数：234,942回（中国第7位）

就航航空会社

ハブ空港・拠点空港

中国東方航空
上海航空
春秋航空



上海虹橋国際空港は、上海市内へのアクセスが非常に良く、国内線を中心に利用されています。近年は国際線の便も復活し、さらに利便性が向上しています。上海を訪れる際には、ぜひ利用を検討してみてください。

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