丸山則夫

丸山則夫氏は、1959年11月23日に富山県富山市で生まれました。1983年に東京大学経済学部経済学科を卒業後、外務省に入省。フランス語研修を経て、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

経歴

丸山氏は、経済局国際機関第二課首席事務官、在香港日本国総領事館領事、在フランス日本国大使館参事官などを歴任しました。その後、中東アフリカ局アフリカ第一課長、欧州局西欧第一課長、在カンボジア日本国大使館公使、欧州連合日本政府代表部次席大使といった要職を歴任し、国際舞台での経験を積みました。

2014年には、中東アフリカ局アフリカ部長兼第六回アフリカ開発会議事務局長に就任。アフリカ開発会議の運営に尽力し、アフリカ諸国の発展に貢献しました。2017年からは外務報道官として、日本の外交政策に関する情報を発信。北朝鮮のミサイル発射実験に対しては、「北朝鮮は日本にとって新たなレベルの脅威となり、日本や国際社会に対し明らかな挑発行為」と強い言葉で非難しました。

2018年には駐南アフリカ共和国特命全権大使に任命され、南部アフリカ地域との外交関係強化に努めました。2019年には兼任で駐エスワティニ兼レソト特命全権大使も務めました。2022年からは駐アイルランド国特命全権大使として、アイルランドとの友好関係を深めています。

人物

丸山氏は、国際情勢に対する深い理解と、高い交渉能力を持つ外交官として知られています。特に、アフリカ地域に関する専門知識と経験は高く評価されており、アフリカ開発会議の運営や、南アフリカ共和国との関係強化に大きく貢献しました。また、外務報道官時代には、日本の外交政策を国内外に分かりやすく説明し、国民の理解を深めることに尽力しました。

同期

丸山氏の同期には、以下の外交官がいます。

相川一俊（23年EU大使・20年イラン大使）
相星孝一（21年韓国大使・18年イスラエル大使・14年ASEAN大使）
尾池厚之（23年ジュネーブ代表部大使・20年ユネスコ大使）
小笠原一郎（19年軍縮会議大使・16年マダガスカル大使）
奥山爾朗（22年ヨルダン大使）
片山和之（23年日本台湾交流協会台北事務所長・20年ペルー大使）
金杉憲治（23年中国大使）
杵渕正巳（22年ボスニアヘルツェゴビナ大使・20年東ティモール大使）
木村元（20年モザンビーク大使）
新美潤（22年OECD大使）
水内龍太（22年オーストリア大使・20年ザンビア大使）
水鳥真美（18年国連事務総長特別代表）
道上尚史（23年ブルガリア大使・21年ミクロネシア連邦大使）
南博（22年オランダ大使）
宮原信孝（18年笹川平和財団研究員）
村林弘文（21年在ヒューストン日本国総領事）
森健良（21年外務事務次官）
山﨑和之（23年国連大使）
山田滝雄（20年ベトナム大使・17年ユネスコ大使・10年ASEAN大使）
山本広行（23年ベラルーシ大使・20年トルクメニスタン大使）
和田充広（21年パキスタン大使）

外部リンク

（コロナ特集）南アフリカの新型コロナウィルス対策 - 2020年9月29日

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