奥山爾朗

奥山爾朗について

奥山爾朗（おくやま じろう）氏は、1958年12月25日生まれの日本の外交官です。東京大学で国際関係論を、ケンブリッジ大学で国際法を修めた、学識豊かな人物です。

学歴

1983年：東京大学教養学部卒業（国際関係論学士）
1986年：ケンブリッジ大学法学修士（国際法）

外務省入省から大使就任まで

1983年に外務省に入省後、奥山氏は数々の重要な役職を歴任しました。初期には在英国日本国大使館で書記官を務め、その後、国連イラン・イラク軍事監視団に政務官として派遣されるなど、国際的な舞台で活躍しました。

1990年代には、外務省の南東アジア第二課や国際報道官室で要職を担い、国際経済第一課でも手腕を発揮しました。1997年からは欧州連合日本政府代表部の一等書記官として、欧州との関係強化に尽力しました。

2000年代に入ると、在イラン日本国大使館参事官、経済協力局国際機構課長、大臣官房国際報道官を歴任。2004年には在ニューヨーク日本国総領事館の領事（広報センター長）として、日本の情報発信を強化しました。

2008年には在フィリピン日本国大使館総括公使に就任し、地域外交にも貢献。2010年からは宮内庁式部官（儀式担当）として、皇室の儀式運営にも携わりました。その後、欧州連合日本政府代表部次席大使を経て、外務省大臣官房長補佐（儀典・南アジア）に就任。2015年12月には宮内庁式部副長（儀式担当）として、引き続き皇室儀典を支えました。

大使として

2019年12月、奥山氏は駐ルクセンブルク特命全権大使に任命され、2022年9月には駐ヨルダン特命全権大使に着任しました。長年の外交経験と国際的な視野を活かし、日本と各国との友好関係促進に貢献しています。

同期入省者

奥山氏と同期入省の外交官には、以下のような人物がいます。

相川一俊（23年EU大使、20年イラン大使）
相星孝一（21年韓国大使、18年イスラエル大使、14年ASEAN大使）
尾池厚之（23年ジュネーブ代表部大使、20年ユネスコ大使）
小笠原一郎（19年軍縮会議大使、16年マダガスカル大使）
片山和之（23年日本台湾交流協会台北事務所長、20年ペルー大使）
金杉憲治（23年中国大使）
杵渕正巳（22年ボスニア・ヘルツェゴビナ大使、20年東ティモール大使）
木村元（20年モザンビーク大使）
新美潤（22年OECD大使）
丸山則夫（22年アイルランド大使）
水内龍太（22年オーストリア大使、20年ザンビア大使）
水鳥真美（18年国連事務総長特別代表）
道上尚史（23年ブルガリア大使、21年ミクロネシア連邦大使）
南博（22年オランダ大使）
宮原信孝（18年笹川平和財団研究員）
村林弘文（21年在ヒューストン日本国総領事）
森健良（21年外務事務次官）
山﨑和之（23年国連大使）
山田滝雄（20年ベトナム大使、17年ユネスコ大使、10年ASEAN大使）
山本広行（23年ベラルーシ大使、20年トルクメニスタン大使）
* 和田充広（21年パキスタン大使）



奥山氏は、長年にわたる外交官としての経験と、国際関係における深い知識を基に、日本と世界の架け橋として活躍を続けています。

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