南部町多目的バス

南部町多目的バス（なんぶちょうたもくてきバス）

南部町多目的バスは、青森県三戸郡南部町の旧南部町と福地地区を中心に運行していたコミュニティバスです。2006年1月1日の合併以前は、旧名川町域のみでながわ里バス（現：なんぶ里バス）が運行されていましたが、合併を機に福地・南部地区への路線拡大が検討されました。その結果、2007年11月には実証実験運行が行われ、2008年4月21日に南部町多目的バスが運行を開始しました。

長らくの間、なんぶ里バスとは別路線として運行されていましたが、2022年4月1日に統合され、「なんぶちぇりバス」として生まれ変わりました。

概要

運行内容

運賃: 大人（高校生以上）100円均一。中学生以下は無料（中学生は生徒手帳の提示が必要）。
乗車方式: 中乗り前降り、運賃後払い方式。
定期券・回数券は発行されていません。
名川地区運行の「なんぶ里バス」専用回数券は共通利用できませんでした。
南部バスの定期券・回数券（八戸市営バス・十和田観光電鉄発行のものを含む）は使用できませんでした。
一部のバス停留所は、南部バスの一般路線・ながわ里バスの停留所ポールと兼用していました。
年末年始の大晦日と元日は全便運休でした。
車両の待機・休憩場所は「バーデハウスふくち」駐車場でした。
基本的には各営業所を朝に出庫、夜に入庫するダイヤでした。

運行委託

南部バス（岩手県北自動車南部支社）
八戸営業所
五戸営業所 - 2008年12月より
三戸営業所

沿革

2007年11月19日～同年12月16日 - 本格運行に向けての実証実験運行を実施。
2008年4月21日 - 運行開始。
2008年12月頃 - 担当を五戸営業所も拡大。
2009年4月1日 - 麦沢線・糀木線・埖渡線において「ゆとりあ前」乗り入れ（該当3線の一部経路を変更）。
2017年3月1日 - 運行業務受託者であった南部バスの経営破綻に伴い、同社運営を引き継いだ岩手県北自動車（南部支社）への移管を実施。
2022年4月1日 - なんぶ里バスと統合し、「なんぶちぇりバス」へ。

路線

ここでは主要停留所のみ掲載します。

三戸駅 - バーデハウス線
三戸駅前 - ボートピアなんぶ - 南部分庁舎前 - 諏訪ノ平 - 相内 - チェリーセンター - 名川分庁舎前 - 名川病院 - 下名久井 - 名農高前 - 剣吉駅前 - 下斗賀 - 福田入口 - 福田 - 苫米地駅通り - 南部町役場前 - 高橋 - バーデハウスふくち
二又線
三戸駅前 - 牧野平 - 沖田面公民館 - 南部分庁舎前 - 古町 - 古町温泉 - 二又
麦沢線
（ゆとりあ前 - 南部町役場前 - ）バーデハウスふくち - 片岸 - 南部町役場前 - 苫米地駅通り - ゆとりあ前 - 南部町役場前 - 福地局前 - 小泉 - 高橋第1 - 麦沢第3
椛木線
バーデハウスふくち - 南部町役場前 - 苫米地駅通り - ゆとりあ前 - 福田 - あかね団地 - 東あかね - 法師岡 - あけぼの団地 - 杉沢 - 椛木 - 羽黒
埖渡線
バーデハウスふくち - 南部町役場前 - 苫米地駅通り - ゆとりあ前 - 福田 - 埖渡 - 北山

車両

車両の塗装は南部バスの一般路線車と同一でした。一般路線バスとの誤乗防止のため、車体に「南部町多目的バス」と表記されていました。方向幕の表示は「南部町多目的バス」固定で、路線名や行き先は表示されませんでした。

車両点検等で他の中型車両（日野・レインボーRJ、いすゞ・エルガミオなど）で運行される場合があり、その場合は正面に専用の垂れ幕が掲げられました。

主な専用車両

いすゞ・ジャーニーK
日野・レインボーRB（U-RB1WEAA）
三菱ふそう・ローザ（八戸200あ131、八戸200あ132）
日野・リエッセ（八戸200か904）
日野・レインボーII（八戸200か967）
三菱ふそう・エアロミディME（八戸200か985、八戸200か1001）
日野・ポンチョ（八戸200か1036）

関連項目

なんぶ里バス - 旧「ながわ里バス」。南部町の名川地区を運行する多目的バス
南部町 (青森県)
南部バス / 岩手県北自動車
* 日本のコミュニティバス一覧#青森県

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