宗近晴見

宗近晴見：名脇役として輝いた俳優、声優

宗近晴見（むねちか はるみ）は、1936年9月8日生まれの日本の俳優、声優です。本名を北村克己といい、東京都出身。身長170cm、体重72kg、血液型はB型で、ヘリンボーンに所属していました。

生い立ちと経歴

明治大学文学部を卒業後、俳優座養成所7期生として演技の道を歩み始めました。1958年4月に劇団新人会に入団し、1960年10月まで在籍。その後、新劇場、エヌ・エー・シー、芹川事務所、大沢事務所と移籍しながら、舞台、テレビドラマ、映画、吹き替えと幅広い分野で活躍しました。

2010年代以降は仕事量を減らし、映像作品への出演は2011年のテレビドラマ『坂の上の雲』第3部、舞台を含めると2014年の舞台『赤い糸、みぃつけた。』が最後の仕事となっています。

多彩な出演作品

宗近晴見は、時代劇から現代劇まで、数多くの作品に出演しています。その演技は、作品に深みとリアリティを与え、多くの人々を魅了しました。

テレビドラマ

大河ドラマでは、『赤穂浪士』、『三姉妹』、『樅ノ木は残った』、『元禄太平記』、『おんな太閤記』、『徳川家康』、『春の波涛』、『武田信玄』、『春日局』、『信長 KING OF ZIPANGU』、『秀吉』、『元禄繚乱』、『北条時宗』など、数々の作品に出演。時代劇に欠かせない名脇役として、その存在感を発揮しました。

その他、『松本清張シリーズ・黒の組曲 / 球形の荒野』、『三匹の侍』、『太陽にほえろ!』、『人造人間キカイダー』、『ロボット刑事』、『破れ傘刀舟悪人狩り』、『仮面ライダーアマゾン』、『特捜最前線』、『鬼平犯科帳 (萬屋錦之介)』、『宮本武蔵』、『武蔵坊弁慶』、『愛という名のもとに』、『連続テレビ小説』など、幅広いジャンルのテレビドラマに出演しています。

映画

映画では、『首領への道』、『本気!』などに出演。

舞台

舞台では、『アルバート』、『良寛』、『赤い糸、みぃつけた。』などに出演。

テレビアニメ

テレビアニメでは、『NieA_7』、『OVERMANキングゲイナー』で声優として出演しています。

吹き替え

海外作品の吹き替えも数多く担当しており、『刑事コロンボ ハッサン・サラーの反逆』、『吸血鬼ドラキュラの花嫁』、『タイムトンネル』、『サンダーバード』などでその声を聞くことができます。

人形劇

『海底大戦争 スティングレイ』、『サンダーバード』などで声優として出演。

CM

NTT、ガス・ピーポン、サッポロビール、沢の鶴、モランボンなどのCMにも出演していました。

宗近晴見は、その長いキャリアの中で、数多くの作品に出演し、日本のエンターテイメント界に貢献しました。晩年は仕事を控えめにしていましたが、その演技は今も多くの人々の記憶に残っています。

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